カーディ・B、粉ミルクブランドBobbieの最高信頼責任者に就任。親の権利のために声を上げる
オーガニック粉ミルクブランドのBobbieが、世界的なスーパースターであり、4児の母でもあるカーディ・Bを「最高信頼責任者(Chief Confidence Officer)」として迎え、新たなブランドキャンペーンを開始した。
カーディ・B自身もBobbieの利用者であり、今回の提携を通じて、粉ミルクの品質や授乳方法の選択、そして米国の親が持つ権利について、力強いメッセージを発信していくという。
有給休暇の欠如や高い妊産婦死亡率という課題
このキャンペーンの背景には、米国が抱える深刻な母子保健の危機がある。
先進国の中で最も高い妊産婦死亡率を記録し、特に有色人種の女性が出産で死亡する確率は3倍も高いという。
さらに、国として保証された有給休暇制度がないため、多くの女性が出産直後のケアや母乳育児の目標を達成することが困難な状況にある。
Bobbieは、自身も母親であるカーディ・Bとタッグを組むことで、こうした社会構造の問題に光を当て、変化を促すことを目指している。
「732-QQ-CARDI」であなたの声を議会へ
キャンペーンの一環として、専用の電話番号「732-QQ-CARDI」が開設された。
ファンはここに電話をかけ、自身の個人的なストーリーを共有することができる。
寄せられた声は、Bobbieの政策提言部門を通じて、直接議員のもとへ届けられるという。
さらに、電話をかけた人の中から8名には、現在提案されている家族法案をモデルにした3ヶ月分の有給休暇(合計1,740ドル)が提供されるとのこと。
カーディ・Bは、「親に必要なのは、横目で見られたり、批判されたりすることではなく、本音の会話と本当のサポート、そして現実的な答えです」とコメントしている。
信頼を取り戻すための挑戦
2022年に米国を襲った大規模な粉ミルク不足と、それに伴う米国産粉ミルクの安全性に対する不信感も、このキャンペーンが取り組むべき大きな課題だ。
BobbieのCEOであるLaura Modi氏は、「カーディは、現代の親が必要とする、悪びれない自信と本物らしさを体現しています」と語る。
Bobbieは、カーディ・Bという強力なパートナーと共に、有給休暇制度の実現や、より安全な出産環境、そして栄養基準の向上といった、すべてのアメリカの親と赤ちゃんが享受すべき権利のために、今後も活動を続けていくとしている。






