話題の「悪口診断」が350万回突破。16タイプでわかる“辛口性格診断”

株式会社3urekaが発表したプレスリリースによると、辛口性格診断サービス「悪口診断」がリリースからわずか半年で累計350万回の診断を突破し、運営体制の強化を目的に法人化したとのこと。「あなたの強み」を一切教えてくれない性格診断が、なぜここまで人を惹きつけるのでしょうか。

「で、本当の自分は?」
褒める診断が埋められなかった空白

悪口診断のアプリ画面。左は診断結果キャラクター『マウントゴリラ』の表示、右は性格の悪さ84%・自意識や感情など複数軸のスコアを示す診断スコア画面
© 株式会社3ureka

ここ数年、SNSのプロフィール欄に「MBTI」のアルファベット4文字を載せる光景はすっかり定着しました。

「私はINFJ(提唱者タイプ)」「俺はENTP(討論者タイプ)」——自分の性格をポジティブなラベルで語り、共感し合う文化です。

でも、心のどこかで「また褒められた。で、本当の自分は?」と感じたことはないでしょうか。

悪口診断が突いたのは、まさにその空白です。同サービスは「人間関係のトラブル」や「社会的な有害性」にフォーカスし、ユーザーを16種類の害獣・害虫キャラクターに分類します。

承認欲求の塊「うぬぼれクジャク」、「傷ついた!」を武器に周囲を支配する「繊細ヤクザ」、責任回避に全力を注ぐ「窓際社員」——。名前を見ただけで、思い当たる誰かの顔が浮かびませんか。

日本人最多は「小物タイプ」
同調圧力の闇が診断結果に出た

悪口診断350万回分析データ。日本人最多はキャンキャンチワワ13.28%、2位イキりグラサン11.13%、3位フレネミンゴ10.63%。全16キャラクターの分布を示す横棒グラフ
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350万回を超える診断データから見えてきた結果も、なかなか刺さります。

日本人にもっとも多かったのは「キャンキャンチワワ」(13.28%)。自分より弱い相手には強く出るのに、強い相手には即座に腹を見せる——いわゆる「小物」タイプです。

2位は「イキりグラサン」(11.13%)、3位は「フレネミンゴ」(10.63%)。上位3キャラクターすべてに「感情的」かつ「他人の時間や精神を奪いがち」という属性が共通していたそうです。

同調圧力が強いと言われる日本社会の「生きづらさの闇」が、診断結果にくっきり表れている——同社はそう分析しています。

笑えるのに、ちょっとゾッとする。この絶妙な温度感が、SNSで「被害者続出」というハッシュタグとともに爆発的にシェアされた理由でしょう。

マウントを降りるための自虐が
いま最強のコミュニケーション通貨に

悪口診断の容赦ないキャラクター紹介。お節介ホース(感謝を強要する恩着せがましさNo.1)、社不ネズミ(言い訳と責任逃れの天才)、粘着バード(他人の過去のミスをネチネチとつつき続けるモンスター)の3体
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背景にあるのは、若い世代のあいだで広がる「自虐コミュニケーション」の潮流です。

自分のダメなところを先に笑いに変えてしまえば、マウントの取り合いから降りられる。「共感性羞恥」——見たくない自分の欠点をあえて突きつけられる気まずささえ、友人同士で共有できる“ネタ”になる。

考えてみれば、性格診断に求めるものも変わってきたのかもしれません。以前は「自分は何者なのか」を知り、少しだけ自信をもらうためのものだった。けれど今は、自分の弱さや面倒くささまで含めて笑い合えることのほうが、むしろ心地いい。

だから「悪口診断」の結果は、当たっているかどうかだけでは終わりません。「これ、私すぎる」「あの人じゃん」と誰かに送りたくなる。その瞬間、診断は自己分析ツールから、会話を生むコンテンツへと変わります。

株式会社3urekaは今後、16種類のキャラクターを使ったカプセルトイやアパレル、雑貨、書籍などのライセンス展開も視野に入れているとのこと。

自分を肯定してもらうより、自分の“痛いところ”を笑い飛ばしたい。350万回という数字が示しているのは、そんな性格診断の新しい楽しみ方なのかもしれません。

悪口診断

【公式サイト】https://www.waruguchi16.jp/

Top image: © 株式会社3ureka
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