美術館で、まさかの寝っ転がり。京都で体験できる「寝禅」って何?

禅といえば、背筋を伸ばして静かに座るもの。そんなイメージを覆す、ちょっとユニークな体験が京都に登場します。

2026年12月3日(木)、「京都市京セラ美術館」で開催されるのは、横になって行う禅「寝禅(ねぜん)」の体験イベント。京都の寝具メーカー・イワタが展開する新睡眠ブランド「NEZEN」による企画で、禅僧の指導のもと、心と身体を静めるひとときを過ごします。

禅なのに、寝転がっていいんです

©株式会社イワタ

今回体験できる「寝禅」は、身体を横たえ、呼吸や身体の感覚に意識を向けるというもの。横になるといっても、ただ眠ったり、くつろいだりするわけではありません。

イベントでは、禅僧・品部東晟氏の指導のもと、まず「数息観(すうそくかん)」からスタート。自然な呼吸を続けながら、吐く息を一から十まで数え、意識を呼吸へと向けていきます。

その後は、ゆっくりと身体を横たえ、全身の力を抜いていく。寝具に身体を預けた状態で、今度は呼吸だけでなく、身体の感覚にも意識を向けていきます。

座ることから始まり、横になることで身体の緊張をほどきながら、自分自身と静かに向き合う。普段は眠るために使う姿勢で、あえて意識を自分の内側へと向けるところに、この体験ならではの面白さがあります。

美術館で横になる。
寝具に身を預ける特別な90分

会場となるのは、京都市京セラ美術館の本館1階「光の広間」。歴史ある建築と現代的な美しさが調和する、印象的な空間です。

そんな場所で、作品を鑑賞するのではなく、寝具に横になって自分の呼吸や身体の感覚に意識を向ける。美術館という場所の楽しみ方としても、少し意外な体験ではないでしょうか。

寝禅には、主催するイワタの寝具を使用。身体を心地よく預けながら禅に取り組むという、寝具メーカーならではの趣向が凝らされています。

当日は、品部氏による講演に加え、数息観と寝禅の実践、対話を予定。12時30分からと15時からの2回開催で、それぞれ90分のプログラムです。

眠りを「自分を整える時間」に
NEZENが提案する新しい休息

©株式会社イワタ

このイベントを企画した「NEZEN」は、京都の寝具メーカー・イワタが2026年5月、ニューヨークで発表した新しい睡眠ブランド。同年7月には、京都・祇園のホテル「SOWAKA」でも体験提供をスタートしています。

NEZENが目指すのは、日本の眠りの文化や静けさの感性を、現代の暮らしに合わせて再編集すること。

自然素材の寝具に、呼吸、香り、光、音などを組み合わせ、日中の緊張や情報の刺激から離れ、心身を本来のリズムへと戻していく時間をデザインしています。

今回の寝禅イベントも、寝具に身体を預け、呼吸に意識を向けることで心身を静めるという、ブランドの考え方を具体的な体験にしたものといえそうです。

横になるのは、眠るためだけではない。普段は何気なくしている行為にも、自分自身と向き合う時間をつくる可能性がある。そんな新しい休息のあり方に触れてみてはいかがでしょうか。

イベントは12月3日開催。一般公募枠として抽選で5名が招待され、応募は11月15日まで。

横になって行う禅。数息観と寝禅の体験。

【開催日】2026年12月3日(木)
【時間】第1回 12:30〜14:00/第2回 15:00〜16:30
【会場】京都市京セラ美術館 本館1階「光の広間」
【応募締切】2026年11月15日(日)
【参加方法】招待制(一般公募枠は抽選で5名)
【公式応募フォーム】公式応募フォーム , NEZEN公式サイト

Top image: © 株式会社イワタ
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