【厳戒態勢】マレーシアでは猿を「上空から監視」。そのワケとは・・・

ボルネオ島でサルを上空監視?

世界で現在、爆発的な感染流行をみせているエボラ出血熱。その致死率も話題となっているが、既に悪名高いマラリアも、実はそれに劣らない危険な疫病だ。マラリアは主に熱帯地域で流行し、年間2億人以上の感染者と60万人の死者を出す「世界的に重大な感染症」だという。そのマラリアと戦うマレーシアでは、ある面白い試みが行われている。


 

■新種の「サル・マラリア」

人にマラリアをもたらす病原菌は元来4種類だったが、近年第5種目として「サル・マラリア」が発見され、注目されつつある。通常は蚊に吸血されることでマラリアを発症するが、この「サル・マラリア」はマラリアに感染した「猿」に人間が接触することで発症する、「人畜共通感染症」とされている。マレーシアでは、この新種のマラリアへの感染が、急増しているようだ。

■猿の動きを上空から追跡

そこでマレーシア・ボルネオ島では、猿と人との接触がどのように生じているかについての調査が開始された。その調査方法は、「ドローン」で上空から「猿」の動きを追跡するというユニークなもの。赤外線を搭載した小型無人機は上空に昇り、島のマッピングをすると同時に、猿がどのエリアに密集するかを的確に調査団に伝えることに成功した。「ドローン」は近年、上空からの斬新な映像を手軽に撮影することを可能にした「立役者」だったが、こうした活用法もあると立証したようだ。

■自然の侵略が招く「新しい疫病」

現代では局地的な疫病も、飛行機の発達などにより、ウイルスは容易に世界に拡散されるようになった。また、自然を切り開き、出会うはずの無いウイルスと遭遇してしまうことが、新たな疫病を生む原因ともされている。この「サル・マラリア」も、人間が森林開発を進めたため、居場所を求めた猿が人間と接触するようになり、急増したという指摘もある。

実際、マレーシアの「サル・マラリア」の発症割合は、過去20年で約30倍になっている。


テクノロジーの発達は、こうした疫病調査にも応用されているが、どれだけ科学が進歩しても、新しい疫病の発生を完全に阻止することはできないと言われている。大切なのは、適度に警戒し、上手くウイルスと共存していくことだとか。

ウイルスとの戦いは、ある意味人類の宿命なのかもしれない・・・。

Reference:livescience
andmore
他の記事を見る
沖縄・那覇からクルマで約40分。南城市にある「天然温泉さしきの 猿人の湯」は、源泉かけ流しでみんなに愛されている天然温泉です。ユインチホテル南城の敷地内に...
マレーシアのペナン・ジョージタウンにある高層ビル「コムタ」。ここで紹介するのは65階部分でおこなわれている、自信を超えるというのをコンセプトにした6つのア...
マレーシア・サバ州には、今、無国籍の子どもたちがたくさんいます。そんな子どもたちの暮らしについて紹介します。
マレーシア・サバ州には、今、無国籍の子どもたちがたくさんいます。なぜ無国籍の子どもたちが生まれてしまうのか?をご説明します。
おもちゃのブロックみたいに積み重ねられているコンテナが目を引く、マレーシアのホテル「Padi Box」。船舶の上や海沿いに並べられているそれよりも、ヴィヴ...
コタキナバルが属するサバ州には、「Etania Green School」という名の、国籍を持たない子どもたちのための小学校があります。
あらゆるランキングに何かとランクインしている群馬県の草津温泉を楽しんでいるのは、私たち人間だけではありませんでした。たとえば、カピバラ、猿、ワニなどの動物...
人間と同じ霊長類であり、姿も似ている猿が夢に出てきたときには、どんな意味があるの?よく知られるニホンザルのような猿だけでなく、ゴリラやチンパンジーなども含...
クラウドファンディングで資金調達をはじめて、たったの45分で目標額に達したドローン「Spry」。
マレーシア・クアラルンプールの住宅街に一際目立つ家があります。コンクリートのファサードは鉢の役割も担っていて、40種類以上もの植物が植えられています。住人...
マレーシア・クアラルンプールのショッピングモール「Fahrenheit 88」内に、8月末オープンした「セルフィー・ミュージアム」。インスタ映えを狙ったス...
サンノゼに拠点を置く企業Aeronesが、ラトビア・リガでデモンストレーションを行った時に使われたドローンは、高層ビルの窓を掃除できるんです。汚れを検知し...
「Cleo」は重さ90gで、ドーナツ型のドローンです。これなら飛ばせる場所の選択肢も多くなるんです。しかも、壊れにくいというのもポイントです。
マレーシアにあるアジア最大のハブ空港、クアラルンプール国際空港で食べるのは、南ア生まれのチキン料理、辛いけど絶品な「Nando’s(ナンドーズ)」のペリペ...
アート・フォト・トラベルが開催した『ドローン・アワード・フォトコンテスト2018』の優勝作品が決定した。
レーザーでも放つんじゃないだろうかというSF的なビジュアル。あながち間違いではありませんでした。これは、ドローンを撃ち落とさずに捕獲できる画期的な銃。2キ...
手間とコストのかかる植林を自動で行うドローンが開発された。地形の分析、区間やルートの設計、植林後の経過のモニタリングとデータ解析までしてくれる優れもの。植...
アクションカメラ「PITTA」は、マウントを付け替えるだけで、手のひらサイズのドローンへと姿を変えます。使っていないときは、防犯カメラとしても活躍してくれます。
PowerVision社が開発した水中ドローンは、魚群探知機を搭載しているようです。加えて、エサや釣り糸を収納できるスペースもあるのだとか。そして、4K撮...
飛行中のドローンに雷が落ちたら…。ありえるケースですが、実際どうなちゃうのでしょう?こんなギモンを解決する実験が行われました。一部始終を動画でどうぞ!