ハワイでレジ袋が全面禁止に。水着を忘れてもエコバッグは忘れるな!

7月1日より、ハワイ・オアフ島でレジ袋(ビニールバッグ)の配布が全面禁止となりました。有料化ではなく「全面禁止」というところがポイント。法令に違反した小売店には、一日$100ドルの制裁金が課せられ、違反を繰り返しているとさらに金額は上がるというから、店側にしてもお客が求めるからといって、おいそれと差し出す訳にもいきません。

このレジ袋禁止は、じつは、オアフ島をのぞくハワイ州全島ですでに施行済み。最も早く取り組んだマウイ島で2008年、翌年にはカウアイ島が、2013年にはハワイ島でも禁じられています。ここにようやくオアフ島が加わったことで、アメリカで初めて、州単位でレジ袋が禁止が施行されることになりました。

shutterstock_275130917

では、なぜハワイ州が全面禁止に打って出たのか?もちろん、ゴミ処理の問題を抱えていたこともあるでしょう。でも、それ以上に問題視されたのが自然環境に与える影響です。風に流されたビニール袋が海を汚したり、浮遊するビニール袋をクラゲと間違えてウミガメが誤飲して死亡する事故が頻発していると「Daily Mail Online」の記事は伝えています。そんな事実も、ハワイの人々の心を動かすのに十分な動機だったのかもしれません。

この夏ハワイ旅行を計画している方も多いと思います。日用品の買い物でも、お土産でも、レジ袋に変わるエコバッグのご用意をお忘れなく。ちなみに、禁止になったもの、引き続き使えるものをまとめるとこんな感じ。

【禁止されたバッグ類】

shutterstock_280426802

条例で禁止されたのはレジ袋だけではありません。内容を見ると例えば、グラム量り売りの野菜や果物、コーヒー豆、キャンディー類を入れるためのビニール。さらには生肉や鮮魚、ドライアイスを利用する冷凍食品など。テイクアウト用のお惣菜を入れるためのビニール。その他、食品に限らず処方薬、ホテルが提供するクリーニング用ビニールバッグやガーメントバッグも、すべてNG。
とはいえ、スーパーでは量り売りが当たり前のハワイ州、生鮮食品の持ち運びにも、例外的に使用が認められているバッグもあるようです。

【使用可能なバッグ】

生分解性製品協会(BPI)の認定マークが入った堆肥ビニールバッグ、100%リサイクルできる紙袋、洗っても大丈夫で再利用可能なエコバッグのみ。

ハワイ旅行にエコバッグ持参は必須。もちろん、「Whole Foods Market」はじめ、人気店の質の高いオシャレなオリジナルエコバッグを現地調達することだって可能です。今まで以上にバリエーション豊富なエコバッグが手に入りそうですね。

Reference:City and County of HONOLUUL

 

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。