料理初心者でも簡単!フレッシュで美味しい「野菜」の見分け方
スーパーで野菜を前にして、コレとコレどっちが美味しいんだろう…なんて悩む人って、意外と多いのでは?今回は『モノの見分け方事典』より、新鮮な野菜の見分け方をまとめました。とても簡単なので、ぜひ参考にしてみてください。
玉ねぎ
「皮が乾いて、根が伸びてない」
玉ねぎは、表面がよく乾燥しているものほど、良質で味が良いです。時間が経つと頭のほうから劣化していくため、触って感触を確かめてみましょう。新鮮であればしっかりとした硬さを感じますが、傷んでいると軟らかいはずです。
葉物野菜
「芯が白い」
葉物野菜に共通するポイントは、芯の色。白いものは新鮮ですが、古くなると茶色く変色していきます。特にレタスは、鮮度が落ちるのが早いです。白、ピンク、茶色、クロという順番で変わっていくので、できればピンク色くらいまでを選びましょう。
ニンジン
「色が濃い、肌がなめらか」
ニンジンといえば、優れた抗酸化力を持つカロテンが豊富な食材です。赤みが強いものほど、カロテンがより多く含まれています。栄養価が高く、新鮮なニンジンを選ぶなら、迷わず色の濃いものにしましょう。
キノコ
「かさが開いてない、色が濃い」
キノコは、成長するとカサが開いていきます。つまり、カサが開いていないほど若いキノコというわけです。また、時間が経つと、だんだんと白っぽく変色していくのもキノコの特徴。色は、濃いほど美味しい、と覚えておきましょう。
ほうれん草・小松菜
「ピンと伸びている、葉のつや」
栄養をたくさん蓄えた葉は、ピンと張ってみずみずしいです。加えて、切り口が太ければ、元気に育ったサイン。文句なしに新鮮です。ほうれん草の場合、栄養が詰まっているのは根本部分。根本がピンクや赤など濃い色になっていると、なお良しです。
アスパラガス
「穂先が締まって、まっすぐ長い」
アスパラガス本来の色は、濃い緑色なので、できるだけ色の濃いものを選ぶのが正解。栄養が行き届いているものは、まっすぐで長いです。穂先が固く締まっているかどうかも見分けるポイントです。
じゃがいも
「色が均一、傷やしわがない」
表面がうっすら緑になっていたら、日光が当たりすぎて発芽しやすくなっている可能性が大なので、要注意。また、つい大きめのサイズのものを買ってしまいがちですが、大きすぎると食べられない茶色い空洞部分(「ス」)が入りやすいです。特に男爵いもやキタアカリは、その傾向が強いため、中くらいの大きさを選ぶのが正解です。
ナス・トマト
「ヘタが尖っている」
栄養がちゃんと行き届いているかどうかは、ヘタを見れば分かります。ヘタが丸まっていたり、黒ずんでいるものは、発育に少々難があると見ていいです。また、収穫直後の新鮮なナスのヘタは、触ると痛いほど尖っています。スーパーに行ったら、よりヘタが尖っているナスを探しましょう。
レンコン
「ふっくらして太い」
レンコンは、沼や蓮田などの水の中で、水分をたっぷり含んで成長します。そのため、水分を保ってふっくら太く、重量のあるものが栄養たっぷりでおいしいです。カットされている場合は切り口から傷んでいくので、紫色や黒ずんでいるものは避けたほうがベター。
カボチャ
「穴が小さく、実が詰まっている」
カボチャの中央部分には穴があり、そこに種があります。この穴が小さいほど、実が詰まっている美味しいカボチャです。ちなみに、ミネラル分がしっかりある土で育てられると、カボチャの表面はツヤツヤになります。
もやし
「色が白く、まっすぐ張っている」
言うまでもなく、豆が開き切っていないほうが若いもやしです。また、古くなるとしんなりとして、水分が出る性質があるため、袋買いするときは一度傾けて水がたまっていないことを確認してみましょう。
ブロッコリー
「太くしっかりした茎」
ブロッコリーの鮮度を支えているのは、茎の部分。太くしっかりした茎であるほど、鮮度が長持ちします。日光をたくさん受けて育ったおいしいブロッコリーの葉は、実は少し紫色がかっているのも特徴です。
長ねぎ
「緑と白の境界がくっきり」
いい土・いい気候で育った長ねぎは、緑と白の境界がハッキリしています。また、巻きがしっかりしているほど味が良いです。ちなみに、葉ねぎの場合は、先端までピンとして、緑色がハッキリしているほうが美味しいです。
きゅうり
「濃い緑色、太さが均一」
栄養が行き渡ったきゅうりは、全体が濃い緑色になりますが、偏っている場合は色の濃淡が出ます。同様に、途中から細くなっていたり、太くなっていたりするものは、栄養が偏って育ったきゅうりです。色・太さ共に、バランスのいいものを選びましょう。
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