つけるだけで、旅を感じられる「マクラメ編み」ってナニ?

レース編みの一種としても知られ、最近は国内でもおしゃれなアクセサリーや装飾品として親しまれている、人気の「マクラメ編み」。身近なものとしては、ミサンガやペンダントトップなどがありますよね。知れば知るほど奥が深いマクラメ編みのルーツ・歴史をたどり、旅ロマンがあふれる魅力に接してみませんか?

マクラメ編みのルーツ!中東〜ヨーロッパと伝わった歴史

362473232

マクラメ編み発祥の地は、具体的な地名ははっきりとは分かっていませんが、中世の時代に繁栄していたイスラム文化圏で、7世紀か8世紀ごろ、ラクダの鞍や袋に付けられていた飾り房がルーツだと言われています。

もともと「マクラメ」という言葉は、アラビア語の「格子編み」を意味する「ムカラム(macrame)」に端を発していると言われており、当時のアラビア人の手によって、イタリアやスペインを中心にマクラメ編みを施した装飾品が伝えられたそうです。
その後はヨーロッパの各地域にて、それぞれ独自の文化と融合しながら発展をとげ、おもに寺院の装飾品や僧侶の衣服、各種房飾りとして大切に受け継がれていきました。

さらに、15世紀から17世紀半ばの大航海時代になると、大勢の人々や物の往来が活発になったことにより、マクラメ編みを施した美しい品々がヨーロッパからアメリカやカナダ、南米といった諸外国に時の経過とともに広がっていたと伝えられています。イタリアのジェノバからアメリカへ、スペインからメキシコへ、フランスからカナダへ・・・といったように。18世紀になると、ヴィクトリア王朝時代を迎えたイギリスでは、王妃や宮廷で流行し、マクラメ編みの装飾品を身につけることが、貴婦人としてのたしなみと考えられていたようです。

日本国内においても、マクラメ編みの影響を感じられる至宝として、国宝・正倉院に収められている聖武天皇の「結び紐」のほか、鎧や馬の鞍などが挙げられます。さらに、茶道の御道具や神聖な儀式を執り行う神輿などにも広がりを見せ、祇園祭りの豪華絢爛な飾り幕に付されている房飾りなどは有名どころのひとつです。

繊細で美しい!マクラメ編みの種類とアクセサリー

264639161

マクラメ編みの種類は数多くありますが、基本的なものとしては、「平結び」、「ねじり結び」、「つゆ結び」の3種類が挙げられます。

なかでも、「平結び」は、もっとも一般的な編み方で、左右のひもを交互に編み合わせていき、平らなベルト状の仕上がりになる編み方です。芯の太さによって編み上がりが細いものから太いものまで、バリエーションに富んでいます。
「ねじり結び」は、基本的な編み方が「平結び」と似ており、らせん状になったねじれ模様が特徴的です。
「つゆ結び」は、小さい結び目を作りながら、2本のひもを結んでいく方法で、ひもの編みはじめの部分や、和風のアクセサリーや装飾品にもよく使われています。
さらに、中級から上級の編み方として知られるものが、天然石などを包み込むフレームを作れる「タッチング結び」や、厚みがある独創的な柄を作ることができる「巻き結び」などです。

マクラメ編みを使ったアクセサリーとしては、ネックレスやブレスレット、ピアスや指輪などが代表的なものとして挙げられます。組み合わせられている天然石やビーズの種類によってもその値段はまちまちですが、だいたい数千円から1万円前後のものが多いようです。最近は、ベルトやバッグ、ショールやストールなどにもマクラメ編みが取り入れられているものも多く、自分なりのファッションコーディネートを演出してくれるおしゃれアイテムのひとつとして重宝しますね。

自分で作ってみよう!マクラメ編みをマスターする方法

00622446

基本的に細いひも状になっていて、結ぶことができる長さのものがあれば、どんなものもマクラメ編みの材料となりえますので、基本の編み方をマスターして、オリジナルのアクセサリー作りやインテリアコーディネートに役立ててみませんか。

自分の都合に合わせて気軽に習ってみたいという方は、地元のカルチャースクールや手芸店などが主催しているワークショップに顔を出してみるのもおすすめです。
たとえば、編みものなどで有名なスクール「ヴォーグ学園」は、「マクラメ講師」によるマクラメ編みアクセサリーを製作するコースを設けていますので、公式ウェブサイトをチェックしてみるのもひとつです。
さらに、趣味の領域では飽き足らず、本格的にマクラメ編みをマスターしてみたい方は、約20年以上の活動歴を持つ「日本マクラメ普及協会」主催の研究会や講習会に参加したり、「マクラメアクセサリースクール」で、マクラメ講師の認定講座を受講し、資格を得ることもできますよ。

マクラメ編みの歴史や背景を知り、それらを取り入れた芸術品やアクセサリーを見るだけで、壮大なロマンを感じますよね。どことなく異国情緒を感じさせるマクラメアクセサリーを積極的に取り入れて、なにげない日常の中にも、ふと旅気分を感じられるひとときを楽しんでみませんか。

本作品のタイトルである「YARN」は、アイスランド語で「糸」を表す言葉。この物語は、彩り豊かな糸によってアートへ昇華した「編み物」にスポットライトを当てた...
「そうだ、旅に出よう!」と、“思うだけ”の人はたくさんいる。でも、実現している人が世界にはたくさんいる。バンで自由気ままに旅をするSusi Cruzさん。...
2018年に創業10年を迎えたAirbnb。民泊の概念を普遍的にした彼らの影響によって、「旅」はどのように変わっていったのでしょうか。
海外に行きたいけどお金がないって、多くの人がぶち当たる問題だと思います。どういう旅にしたいか、にもよりますが、何か人生を大きく変えるための手段として、お金...
2018年に創業10年を迎えたAirbnb。民泊の概念を普遍的にした彼らの影響によって、「旅」はどのように変わっていったのでしょうか。
ハワイを拠点にしたアート集団「POW! WOW!」。展覧会を開いて人を集める従来のスタイルとは異なり、自分たちで世界各地どこへでも行ってしまう。目的地では...
Instagramで自身の作品をアップするようになってから、無名だったデザイナーJuliette Malletさんは、国境を越えて注目を浴びるようになりました。
羽田空港国内線第1旅客ターミナルの出発ロビーで、アート展示「旅する日本語」が開催されています。放送作家の小山薫堂氏による「旅」と「日本語」をテーマにしたエ...
手つかずの自然、キレイな海、絶品な海の幸。もちろん離島の魅力は尽きませんが、一方で無視できない「事前に知っておくべきこと」も。今回は、ビギナー編。そのギャ...
街中にアートが点在されているイベントが、いよいよグランドオープン。
「編み込み」好きが高じて研究に研究を重ねた結果、もはや趣味の域を超えアートとしか言いようのないヘアアレンジを、毎朝ひとり娘に施すママがいます。まずは、いく...
2018年に創業10年を迎えたAirbnb。民泊の概念を普遍的にした彼らの影響によって、「旅」はどのように変わっていったのでしょうか。
食べて・旅して・アップして。世界中を旅しながら、各地を代表する味覚に出会い、写真に撮って美味しくいただく。まるで女子旅のお手本のようなインスタグラマーGi...
今までに20ヵ国を旅したイラストレーターのJaquelineの旅行の仕方は、まず目で見て感じて思いっきり満喫すること。それから、ノートに“感じた色”をのせ...
ケヴァン・チャンドラーさんは脊髄性筋萎縮症という難病を抱えており、普段は車イスで生活しています。自身がバックパックとなって友人に背負ってもらい、世界を旅す...
語学留学のためカリフォルニアを訪れていたぼくは、キャンピングカーをレンタルして3泊4日の旅をすることに決めた。旅の目的地は、以前から憧れていたアリゾナ州の...
「今日は○○へ行きます。旅の話をしますので、よろしければ何か食べさせてください or 一晩泊めてください」とTwitterでつぶやいては反応を待ち、声をか...
欲しいものが決まっているとき、オンラインショッピングって本当に便利。外に出る必要も、わざわざ歩きまわって商品を探す必要もない。でも欲しいものが決まってない...
私がファンタジーやメルヘンの世界に惹かれてしまうのは、現実では有り得ない「美しすぎる」出来事やシーンに魅力を感じるから。世界を旅する写真家のReuben ...
ガイドブックをどれだけ読んでも見つけられないのは、有名な観光地などで実際に生活をしている人々。10年間、旅を続けたフォトグラファーが魅せられたのは、ありが...