今にも動き出しそう。一枚の紙から切り出した精巧な「ペーパークラフト」

ハサミで紙を切り抜いてイメージを形にしていく「切り絵」の世界。日本人にも馴染みある、あの“ハサミ芸”とは一味違った方法で、繊細な切り絵アートの魅力を伝えるインド人アーティストがいます。

リアルを追求した
精巧な「切り絵」アート

インド西部アフマダーバード出身の切り絵アーティスト、Parth Kothekarさん。切り抜いた型紙を用いてペイントしていく「ステンシルアート」を得意としていた彼。ですが、イメージを写した壁やベニヤ板ではなく、切り抜いた紙の芸術性の高さに注目したのは大の親友なのだとか。以来、精巧な切り抜きアートの世界に没頭していったKothekarさん。モチーフを描写する能力もさることながら、緻密で繊細なカッターさばきでイメージを切り出していきます。

ひたすら切り出すことで
生まれる躍動感がすごい…

たとえば、こちらの鳥の羽。そよ風にたなびく毛先の動きを忠実にとらえ、まずは下絵を描き上げていきます。

今度は、1本1本の羽の間に慎重にカッターの刃を入れ、まるで本物そっくりの羽を作り上げてしまいました。この躍動感にも注目しながら、以下をチェック!

どこか、インド伝統のヘナタトゥーを思わせる文様。確かにあちらも細かなデザインを筆先を使って丁寧に落としていく作業。Kothekarさんの意匠も、そうしたヘナタトゥーの繊細な世界観がインスピレーションにあるのかもしれませんね。

じつは彼の作品、「Etsy」を通じての購入も可能。サイズや細かさによって価格は異なりますが、安いものでは3,000円代から。額装すれば絵になること間違いなし!興味のある人はどうぞ。

Licensed material used with permission by parth kothekar, Instagram
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。