25歳を前に、気付けてよかった。人生についての「10の偏見」
「一般的にはこう」と決められているような事柄を、一歩引いた視点で見つめ直し、考えを正す。その結果、人生がより充実する、なんてこともあるでしょう。
「Thought Catalog」のこちらの記事は、ライターKim Quindlen氏が、25歳までに気付けてよかったと考えているものについて。25歳以下の人はもちろん、そうでない人もチェックしてみて。
01.
20代で今後のキャリアを
決定しなければならない
25歳までには、全ての答えを出しておかなければいけないと思っていた。万が一、25歳までに答えが出ないのなら、遅くとも30歳までだと。
しかし、私は気づいていなかった。本当に意味のある「キャリア」は、20代で手に入るものではないということに。20代のうちは、生活を養ってくれる「職」があるだけなのだ。
とはいえ、ただ机の前に座っているだけでは、どこにも進めない。20代は、色々なことに挑戦し、自分が望んでいる場所に辿り着けるよう足跡を残していく時期。だから安心してほしい。自分に合うキャリアを知る、そしてFacebookでそれを公表するまでには、かなりの時間がかかるものなのだ。
02.
SNSで目にする通り、
自分より周りのほうがイケてる
Instagramは楽しい。だけど、アップされているのは、裏返して美化されたものばかり。きっとあなたのアカウントだってそうでしょう。みんな同じなのだ。
03.
友達は多ければ多いほどイイ
私が幼い頃は、FacebookのようなSNSがなかったため、自分の友人の数をカウントする術がなかった。だから自然と「できるだけ友達を作っておくこと」が目標になっていた。
しかし、失敗や辛い経験をして気づいたことは、無限に広がる薄っぺらい関係ではなく、本当に悲しいときに側にいてくれる友達を大事にしたいということ。
04.
ロマンチックな恋が
全てを癒してくれる
癒してはくれない。私はとても素敵な人と3年間恋愛していたけれど、それでも複雑で、難しく、疲れるときもあれば、恐怖に襲われるときもあった。
ただ恋愛をしているからといって、全ての問題が解決されるわけではないのだ。恋愛とは、平和と豊かさを終始与え続けてくれるものではない。失敗や喪失感、人生に対する問いかけ、そして心配ごとがあるときに、ただそばにいてくれる人がいるということなのだ。
05.
「どんなことがあっても友達」
という言葉は正義
このフレーズは、あまり信用すべきではない。いい友達であることは、間違いを犯しても、誰かに拒絶されたり、恥をさらされたり、あるいは傷つけられたとしても、側にいてあげるということに変わりはない。しかし、その友達があなたに対して失礼なことを幾度となく繰り返したり、自分の自信を消すような態度をとるのであれば、ずっと友達でいる必要など全くない。
06.
努力すれば、いい結果が出る
たくさん努力したり、いつもイイ人であるからといって、あなたに職や素敵な恋愛が舞い込んでくるわけでない。なぜなら、あなたが欲しているものを求めている人間はこの世に数えられないほどいるからだ。
努力をすればするほど、自分に舞い込んでくるチャンスは増えるかもしれない。が、人として社会に貢献しているからといって、あなたがすべてを「もらうべき」ということにはならないのだ。
07.
若い頃は
健康など気にしなくてもいい
大学時代の食生活を振り返ってみると、あまりの不健康さに震え上がる。化学調味料がたくさん入ったお菓子を食べては、炭酸飲料を毎日数本飲み、出かけるたびにお酒を飲んでいた。「健康に過ごそう」と決めた日でさえ、塩分たっぷりの冷凍食品をチョイスしていた。
自分が体に悪さをすれば、その分自分に返ってくるということは、何度も耳にしていたことだった。しかし、それを無視している自分がいた。だけど今では自分の健康にずいぶん気を配れるようになった。長期で見たときに自分にいい影響を与えてくれることを心得ているし、健康であることが精神の健康にもつながることが肌身で感じられる。
08.
人間は誰しも
「ひとこと」で言い表せる
27歳、女性。マーケティング部門のマネージャーをしていて、スタンフォード大学卒。キックボクシングが好き。
これで彼女の趣味やバックボーンを少しは理解できた。しかし、この情報だけでは、その人のすべてを知っていることにはならない。もちろんその情報が揃っているからといって、彼女を評価する権利もない。誰かを知るということは、その人の価値観、癖、心配事、密かに秘めている欲、激怒させてしまうポイントなども知るということ。それは忍耐力や聞く力、そして相手を敬う心が必要とされることなのだ。
09.
精神的に不安定であることは、
「欠陥」である
実はその反対なのだ。不安定にさせてくれる何かが、私たちの軸となり、人間性を作り上げている。それがあるからこそ正直にいることができるのだ。
10.
幸せは努力して掴むもの
10代の頃、そして20代前半の頃、私はとにかく物事にハマりやすい性格だった。「幸せ」という概念にそこまで執着せず、「欲しいものリスト」にあるものを次々と手に入れることばかりに専念していた。「これくらいの体重であれば満足できる」「この仕事が手に入れば満足できる」「このような生活が送れていれば満足できる」そのようなことばかりを考えていた。
しかし、幸せはすぐに手に入れることができると気づいた。毎日感謝の気持ちを忘れず、小さな感動を噛み締めていれば、薄っぺらい欲を追いかけ回す必要などないのだ。
精神的に安定している限り、ハッピーなことに焦点を当てることが重要。それは、ものの見方を見つめ直すことであり、感謝の気持ちを忘れずにいることである。
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