遊牧民のリアル。16ヶ月の密着が生み出した息を飲む写真(17枚)
フランス人フォトグラファー、Kares Le Royが16ヶ月もの間、中央アジアの遊牧民に密着して撮影した数々の写真。彼はバンに乗り、一緒にロードトリップを続けながら、文字通り「ノマド」な作品づくりを敢行したという。
その息を飲むような美しい情景や建造物、遊牧民たちのリアルな暮らし。古きペルシャの歴史に想いを馳せながら堪能してみてほしい。
大地と生きる民の
リアルを捉えた
写真叙事詩
リアルを捉えた
写真叙事詩
上の写真は、マイナス25度の中で狩猟をおこなっている風景を写したキルギスでの1枚。翼を広げると、約2mにもなる大きなイーグルとともに。
バクティアリ遊牧民が住む街「サルアグハーセイエド」は、急斜面に家がひしめく独特の景観。ここに道路はなく、移動手段は屋根の上だそう。今では2,000人以上が定住している。
イスファハーンにある「シャー・モスク」の美しい外観。
イランの女性よりも、カラフルな衣装に身を包む遊牧民の女性。
アストラハンの毛皮で作られた、伝統的な帽子をかぶるトルクメンの男性。
一風変わった、ムハンマド・イブン廟の奉納。彼らは布の切れはしで神への祈りや感謝を捧げるとか。
伝統衣装に身を包む、キルギスの女性たち。
結婚式などのお祝いで、楽器を演奏するバクティアリの人々。
ワハーン回廊の村の習わしでは、白い布で覆う女性は既婚。赤は未婚を表している。
暴れないように、レザーカバーで目隠しをされるイーグル。
フォトグラファーのKares Le Royは、これらの作品を写真集にもまとめている。さらなる中央アジアの魅力に迫りたい人は、一度チェックしてみては?