この美味しそうなお肉、野菜なんです。

この写真は「インポッシブルバーガー」という商品。一見、肉厚でジューシーなパティに見えるけれど、肉は一切使用されていません。植物でつくられているんです。

見た目、味、ニオイはそのまま!
100%植物性のお肉です。

見た目からは信じられませんが、動物製品を一切使用しないヴィーガンの人々でも食べられる、れっきとした植物性食品。肉汁(?)もじゅわ〜っと溢れ出てくるそうです。

開発したインポッシブル・フーズ社の目標は、動物に影響を与えずに、美味しい肉や乳製品の味を楽しめるようにすること。これはその成果の一例で、ヘム鉄という成分を使って、分子レベルで色や味を再現しています。

健康志向だけど野菜嫌い。
そんなあなたにピッタリ?

「今日、未来を味わってきたよ。『インポッシブル・バーガー』はヴィーガンだけど、ジューシーでブラッディーで、食感は本物の牛肉みたい。その上、地球に優しい。ゲームチェンジャーになるだろうね」。

試食の反応は上々。動物性食品の代替品となる可能性を秘めているため、環境インパクトを減らすアイデアとしても期待は大。それに、健康的な食生活の指針として、赤肉や加工肉の推奨摂取量を制限している国は多いもの。

「カラダのことは気になるけど、野菜だけというのはちょっと…」。

という人、少なくないのでは?

「鶏肉・卵・塩」も。

同じようにして植物性の食品開発に取り組む企業はいくつか知られています。例えば、上の画像はビヨンド・ミート社が開発した商品「ザ・ビヨンド・バーガー」。すでに一部スーパーマーケットで販売中。

さらに、同社では植物性鶏肉も取扱アリ。そのほかハンプトン・クリーク・フーズ社では卵を、ニューテック社では塩をつくっていることで話題に。この3社は、ビル・ゲイツが投資に関わり注目されました。

One Green Planet」によれば、インポッシブル・フーズ社の商品は、2016年7月より、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨークのレストランで取り扱いが始まる予定。広く認知されるまでに、さほど時間はかからないかもしれませんね。

Licensed material used with permission by Impossible Foods
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。