「インテリアショップ」が本気でリノベーションを始めると、部屋はこうなる

1969年から輸入家具の販売とオリジナル家具の製作を手がけるインテリアショップ『ACTUS(アクタス)』。扱う商品ラインナップは暮らしに馴染む「使い心地」を最も大切にしたものばかりで、飽きのこないデザインと相まって多くのファンを魅了しています。特に、「丁寧な暮らし」を体現したコンセプトショップ「スローハウス」を訪れ、その店舗空間に触れてみると、「こんな家に住めたらいいな」と思わずにはいられません。

そのアクタスが、今年から満を持して本格的なリノベーションプロジェクト『LONG LIFE TOKYO』を始動させたのをご存知でしょうか。そこには、長年温めてきたある想いがあるようです。

先進国で最も短命な住宅を
作ってきた日本

「LONG LIFE TOKYO」のWEBサイトを訪れると、こんな一文で始まるステートメントが目に飛び込んできます。

「日本は世界一の長寿国となった。では、その長い人生を支える住まいはどうか?先進国の中で、最も短命な住宅を建てて来た国である。しかし今、暮らしに合わなくなった古い住居が見捨てられている──」

現在、日本には6300万戸の住宅ストックと850万戸もの「空き家」が存在しています。この、放置できない社会問題の「救世主」として、政府が大きな期待を寄せているのが「リノベーション」という手法。そしてそこに目をつけ立ち上がったのが、アクタスでした。人も住まいも、長く良く活きるために──「LONG LIFE TOKYO」というプロジェクトネームに、その想いが色濃く現れています。

新築でも、中古でもない
リノベーションという選択肢

以前から、アクタスのショップを訪れる多くの人々から「こんな空間を自宅で実現してみたい」とは言われていました。それは「アクタスにリノベーションを依頼してみたいか?」というリサーチにおいて出た「Yes=95%*」という数字を見ても明らかです。加えて、アクタスはインテリア販売にとどまらず、実は数多くのホテルや美術館といった空間をプロデュースしてきたという実績とノウハウを持っていました。

ライフスタイルに合わせて古い住居の間取りや内装を想いのままに刷新し、理想の住まいを手にいれる「リノベーション」。これは、空き家のままの中古マンションと、「住みたいエリアの新築マンションには手が届かない」という理由で住宅購入をためらっている人々を繋ぐ画期的なソリューション。同時に、アクタスの特技がいかんなく発揮できるフィールドだったのです。

*アクタスの顧客4000人に調査し、リノベーションの計画がある人257名の回答結果。

まず、家具を考える

あなたが不動産情報を見るとき、まずその部屋の何を見ますか?間取りは2LDKか、3LDKか。広さは80㎡あるのかないのか・・・そういったところを真っ先に見る人も多いのでは?

アクタスの考えるリノベーションは、まず「家具ありき」です。これはちょっと変わった考え方かもしれませんね。なぜ家具なのでしょうか?

たとえばあなたが、週末大勢の友人を自宅に招くようなライフスタイルを思い描いているとします。すると、8人は掛けられる大きなテーブルが欲しい、ゆったりしたソファがあったらいいな、などと思うはずですよね。そこに、ヒントがあるのです。

見るべきは
間取りよりライフスタイル

既存の新築マンションでは万人に合う「間取り」と「収まり」を優先している場合も多く、欲しい家具のレイアウトに困るという事態が起こりがち。間取りのせいで必要な家具をあきらめる……それはつまり、その先のライフスタイルごとあきらめることを意味します。

だから、新たな住まいを選ぶ際に必要なのは、ライフスタイルの「棚卸し」であるというのがアクタスの考え方。絶対に譲れないものは何か、暮らし方にどんな癖があるのか。今と将来への想像力を膨らませて、中心となる家具を決め、それに合わせて壁を立ち上げ、動線を作る。このプロセスが「理想の住まい」を引き寄せるコツであり、それを実現させる手法がリノベーションなのです。

内装=家具
「経年美化」する空間を

アクタスが本領を発揮するのは部屋全体の雰囲気を決めるインフィル(内装)にあります。壁、床、天井、巾木に至るまで、これらすべては「家具と同等のもの」として、素材から徹底的にこだわるのです。特にフローリングに採用される無垢材は、「スローハウス」で使われているものと同じ仕様。幅広の無垢材の本物の質感には唸らされます。

また、新築マンションの購入時によくあるのが、「ちょっと理想の雰囲気と違うんだけど・・・仕方がないか」という妥協。この違和感は、各パーツや建具が規格品であることに起因するケースが多いのですが、アクタスはそのほとんどをオリジナルで制作。

アクタスが取り扱うインテリアとの相性もぴったりの空間が生み出され、ソファやテーブルなどと併せてトータルでコーディネートできるのもインテリアショップならではの魅力です。使い込めば味わいが出てますます愛着が湧く家具のように、空間全体が経年美化する住まい──想像するとワクワクしてきませんか?

選べる、ふたつのスタイル

アクタスが提案しているリノベーションにはふたつのスタイルがあります。どちらも上記のスピリットを持ちつつ、それぞれ独自の雰囲気を醸し出しているので、見比べてみてください。

【スロースタイル】

「スローハウス」の店舗空間を一般の住宅に落とし込んだらこうなるというのがコンセプト。まさに「アクタスのお店みたいな部屋に住みたい」を実現してくれるスタイルと言えるでしょう。都会にありながら、「丁寧な暮らし」が送れる、ちょっとクラシカルなテイストです。


【スカンジナビアンウェイ】

もともとアクタスが持っているパブリックイメージの「北欧スタイル」に、木材の持つ温かみを加えたのがこちら。アクタスで取り扱う北欧家具との相性を一番に考えてプランされています

リノベーションショールーム
「HOW」とは

アクタスが「LONG LIFE TOKYO」を展開するにあたり、プロジェクトのベースとして新宿にオープンしたのがリノベーションショールーム『HOW』です。この名前には、「How to make...」つまり、アクタスと顧客が一丸となって「どうやって作ろうか」を追求する空間であるという意味が込められています。

その名の通り、このショールームでは空間を作り込む部材や建具を見るだけでなく、なんと理想の住まいを叶えられる「物件探し」からサポートしてくれるんです。まさかインテリアショップでそこまでのサービスが受けられるとは思いませんよね。そんなところにもアクタスの意気込みが垣間見えてきます。

実際「リノベーションを検討してみたいな」と思ったら、HOWへ。首都圏エリアのマンションを対象とした提案からスタートしています。相談は無料なので、少しでも興味を持った人は週末にでも気軽に足を運んで、まずはその空間が醸し出す雰囲気を味わってみては?

ちなみに……

アクタスでは、「LONG LIFE TOKYO」のパンフレットを8月初旬より配布開始します。今回の記事で紹介した内容をさらに掘り下げ、「暮らし方から考える間取りプラン」の紹介や、実際にリノベーションを依頼するときの流れが詳しく載っていますので、気になる方は資料請求してみてください。

パンフレット請求はコチラから


また、リノベーションルーム「HOW」では、定期的にリノベーションに関する様々なセミナーを開催中です。毎回興味深い切り口のテーマで展開されているので、まずはそれを聞くだけでも住まいに対する考え方や価値観が変わる良い体験になるかも?


『こどもの成長を考えた空間づくり』

開催日 2016年8月6日(土)、27日(土)
時期  14:00-15:00
場所  アクタス新宿店・2階HOWリノベーションルーム内
講師  小笠原 舞 氏(保育士/合同会社こどもみらい探求社合同代表/asobi基地代表)
参加費 無料(定員20名 先着順)

※セミナーへのお申し込みは電話でも可能です。下記番号までお問い合わせください。

03-3356-3261

Sponsored by ACTUS