家具と調和する「エアロバイク」を追求した結果・・・

ひと昔前に比べて、だいぶオシャレさを増した室内用のフィットネス機器。それでも機能優先で、どうしたって“ギア”感がついてまわる。

そこで、こんなエアロバイクのご紹介。これなら、インテリアとしてもぜんぜん悪くないでしょ。

オシャレなエアロバイクが
あってもいい!

「エアロバイク」

周りの家具とも調和がとれ、生活空間の中に溶け込むようなこの美しいフォルムを生み出したのは、ミラノ出身の若手デザイナーLuca Schieppati氏。フィットネスジムではなく、自室に設置するためのエアロバイクをイメージし、コンセプトも「家具との調和」を意識したデザインであること、とした。

もちろん、機能面をないがしろにする訳もなく、独自のシステムと機能美を追求した兼用型。

ムダをそぎ落とした結果
空洞にしちゃいました

「エアロバイク」「エアロバイク」

さて、極限までムダな要素をそぎ落とし、シンプルな一輪車フレーム構造としたLuca氏のエアロバイク「Ciclotte」は、カーボン、スチール、ファイバーガラスをベースにしている。また、エピサイクロイド・クランクシステムというユニークな機能をワークアウトシステムに採用。これは、ペダルを回転させることで磁場を生み出し、ももに負荷をかけていく仕様のこと。

ペダルを漕ぐことで外輪を回し、エネルギーを生んでいく。ハンドルを握る手の下で外輪が回る様子は、さながら屋外でバイクにまたがっている気分そのもの。

「エアロバイク」

スマホやタブレットだって専用のドックに設置OK。エクササイズアプリと連動することで、運動のメニューやデータ保存の管理もできる。もちろん、ロングディスタンスには音楽や映画でエスコート。

テック系ギアは、
家具と調和してこそ

「エアロバイク」

一輪で独立し内部を空洞化させたデザインに加え、人間工学に基づいたポジショニングで、エクササイズ中は最大限のポテンシャルと快適性を実現できるらしい。

普段の生活の中に、デザイン性のいいテクノロジー商品を取り入れたいという人は多いはず。現代の多様化するライフスタイルにおいて、生活を邪魔するようなモノではなく、むしろ他の家具と調和のできるデザインが必要となってくる。インテリアの延長にある、機能面を押し付けないエアロバイク。空間を邪魔することなく、どんなライフシーンにもすんなり同化しているのことが、以下のイメージ写真からもよくわかるだろう。

「エアロバイク」「エアロバイク」「エアロバイク」

発表後、国際展覧会に数多く出展されたCiclotteは、現在ミラノのトリエンナーレ・デザインミュージアムに常設展示されている。従来の機能面にフォーカスした機器的なエアロバイクからの脱却、お見事。

ところでこのCiclotte、蔦屋家電ですでに販売されていて容易に手に入るシロモノではある。が、秀逸なデザイン&機能に見合う価格もまた、超ハイスペック!税込154万4,400円!もし、すでに手に入れたという人がいれば、ぜひその感想を聞かせてもらいたいものだ。

Licensed material used with permission by ciclotte
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。