「失礼なクリスマスプレゼント」が、アメリカで炎上ーーベンのトピックス

ベンのトピックスにおかえりなさい!

みなさんは、ちゃんと日常で運動していますか?告白すると僕はやっていません。今は時間もモチベーションもありません。いつも、オフィスの窓からランナーたちを眺めて「10°Cでジョギングをやってる人はすごいな〜」と思ってます。

さて、フィットネスと言えば、最近アメリカのエアロバイクブランド「Peloton」のCMが炎上しました。

Pelotonは、アメリカとヨーロッパでとても成功していて、彼らの業界におけるAppleのようなトレンドセッティングブランドになる可能性があります。そんなPelptonが、こんなCMを作ってしまうなんて……僕もビックリしました。だけど、人によってはこのCMのどこが問題なのか、わからないかもしれない。

まずは、この「The Gift That Gives Back」CMを見てください。

なにが問題だったか、わかりましたか?

じつは、炎上の理由はふたつあります。

まずひとつ目は、パートナーへのクリスマスプレゼントが、エアロバイクというのは「痩せろ!」というメッセージのようで失礼だというのです。考えすぎだと思う人もいるかもしれませんが、Pelotonは「自分のために購入して、理想のボディになろう」といったブランディングをしていたので、イメージに合わないんですね。このCMは「パートナーのために、頑張って痩せよう」というネガティブなメッセージにとれます。

僕自身、このCMを見た時、とてもネガティブに感じました。僕は彼女のスタイルについてネガティブなことは絶対にしませんから。他の人のために痩せるなんて、ヘルシーじゃないと思います。

そして、ふたつ目は、奥さん役のモデルが全然太ってないことです。今、世界中で女性の摂食障害が問題になっています(じつは男性もみんなが思うより多いようですね)。それを考えると……。

僕だけでなく、このCMを見て世界中で多くの人が、そう思いました。YouTubeでは、コメントがオフになったぐらい、リアクションが強かった。Twitterでは、ユーモアを交えて、このCMについてツイートされています。

上のツイートは、『ジミー・キンメル・ライブ!』の構成作家、ベス・カルブさんのもの。ニュアンスが難しいので意訳しますね。

「みなさんを混乱させてしまいますが、僕は大統領選挙に出馬します。政策はひとつだけです。PelotonのCMに関わったすべての人たちを刑務所へ」

まあ、こんなジョークがツイートされるほど、カルブさんだけではなく、アメリカの女性たちがめちゃくちゃ怒ってるということです。

ベンは共感できます。僕はとくに運動しなくても、一ヶ月で2kg痩せたり、2kg太ったり。体重が変化するタイプだけど、他人にそのことについてコメントされるのは変な気分です。

理由はシンプル。

マイ・ボディーは他の人のかまうことではない。大きなお世話です。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。