UKの森で育つ「生きた家具」たち

イギリスのミッドランズのある森で、家具を“育てている”カップルがいる。

彼らは従来の家具作りについて、50年もの歳月をかけて“強制的に”木を育て、その木を家具作りのために伐採することは、非効率的で環境負荷が大きいと考え、木を“理想のカタチに育てる”という独自のスタイルを確立した。

環境に優しいことはもちろん、この家具の魅力はひとつとして同じものはない、自然が織りなす木本来の「曲線」や「風合い」の美しさにある。

現在彼らの「家具農場」では、100個のランプと250脚のイス、50卓のテーブルが育てられている。とくに人気のイス(12500USD/日本円で約14万円)は2030年まで予約で埋まっているようだ。

家具が完成するまでに、ランプは約2〜3年、イスは約7〜10年、テーブルは約15年かかるという。なんでもすぐに手に入りやすくなった現代で、“待つ”という時間は愛しく、手にした家具は特別なものとなるだろう。

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Top image: © 2019 Full Grown
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