クラフトビールに負けない、この夏の「新定番カクテル」3つ

この時期、キンキンに冷えたビールはたしかにウマイ。だけど、今年はちょっと変わったカクテルで夏の暑さを楽しんでみては?

“のどごし”とはひと味違った爽快さが魅力。正直、どれも午前中からいきたい気分!

01.
太陽とハーブがとけ込んだ
南仏生まれの「パスティス」

南仏で欠かせない真夏の食前酒といえば「パスティス」。

マルセイユ生まれのリキュールで、八角に似た香りを持つ香草アニスとリコリス(甘草)をアルコールで漬け込んだものが一般的。その歴史は古く、フェンネルやローズマリーを加えたパスティスなど多種多彩だ。日本でも比較的簡単に手に入るパスティス用リキュールとして、「ペルノー」「リカール」「51」などが有名。アニス香の違いをそれぞれに楽しめる。

さて、鉄板の飲み方がこちら。

氷を入れて水で割るだけ。ソーダでも可。南仏の定番スタイルだが、これがイチバンうまい。現地のカフェやブラッスリーでは、夕涼みをしながら、またはペタンクの合間にオランジーナで割った変わり種を楽しむ人の姿も。

02.
定番モヒートにひとひねり
「ウォッカ」ベースでオトナな飲み口

爽やかミントとフレッシュライム、そこにホワイトラムの芳香が渾然一体となった陽気なカクテル「モヒート」。夏に限らずオールシーズンWELCOMEなわけだけど、ここにガムシロップを加えたレシピが一般的。

食後酒として飲むならこれでいいんだけど、食中にもってくるならば、ベースはラムよりもウォッカが断然オススメ。もちろんガムシロ抜きがシャープに決まる。

どんな料理とも相性よく、味を邪魔することもない。お店でも気軽に受け付けてくれるから、ウォッカ・モヒートを楽しんでみては?

03.
キンキンに冷やした紅茶に
「ディタ」をちょい足し

ライチの味わいが凝縮したリキュールといえば「ディタ」。グレープフルーツジュース&トニックウォーターで割ったディタ・スプモーニもいいし、シンプルにソーダで割るだけで十分ウマイ。でも、これだけでは真夏のカクテルとして芸がない。

そこでオススメしたいのが、キンキンに冷やした紅茶で割ったスタイル。ディタ・アイスティー。風呂上がり、火照ったカラダにみずみずしいライチ香が最高にいける。

紅茶とライチの組み合わせ。こちらはノンアルコールだけど、中国安徽省(あんきしょう)では、紅茶にライチの香りを吸着させたフレーバーティー(茘枝紅茶)が有名。涼を誘う夏のお茶として古くから親しまれている。

 

 

レシピなんて細かいことはどれも必要なし。TPOに合わせて気分で濃度は調節OK。あとは、それぞれにマッチするお気に入りのグラスを見つけに街へ出よう。もちろん、外は暑いけどね。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。