ふらりと立ち寄りたくなる、東京都内の「ゲストハウス」5選

“非日常がまるで日常になる、シェアする旅の宿”。さまざまな国籍・年齢・キャリアの人々が、世界各国、もしくは日本各地から訪れます。近年ではリノベーションされていたり、カフェを併設したりと、デザイン性が高いので女性の一人旅にもオススメです。

ここでは前田有佳利さんの著書『ゲストハウスガイド100 -Japan Hostel & Guesthouse Guide-』から、都内の気になるスポットをご紹介。

ふらりと立ち寄りたくなる安くて快適な空間。魅力たっぷりのオーナーたちの想いが詰まったゲストハウスに、足を運んでみては?

 01.
アート好きが楽しめる
「Kaisu」
(港区)

赤坂という最高のロケーションに佇むのは、築60年の歴史があり、かつて政界や財界の名立たる著名人が訪れたといわれる旧料亭・島崎をフルリノベーションしたゲストハウス。

創業は、大学時代にボストンでルームメイトだったいう河津さんと鈴木さんの男性2名。Kaisuを介して国境を越えた繋がりが広がることを願い、馴染みのある東京西側で2015年6月に開業。定期的にアート展示会を開催していて、併設されたカフェ&バーは中庭を眺めることもできます。

東京都港区赤坂6-13-5
(赤坂駅より徒歩5分)
6-13-5,Akasaka,Minato-ku,Tokyo
03-5797-7711
http://kaisu.jp/ja/
混合ドミ/女ドミ/個室
1泊1名3,900円〜、個室1室10,500円〜
朝食込

 02.
BARが英会話教室に
「ゲストハウスtoco.」
(台東区)

伝統的な祭りも多く残る下町・入谷。Backpackers' Japanが運営するこのゲストハウスは、旅の世界観を場所という手段で伝えようと2010年10月に開業したのがはじまり。虹色の階段とツリーハウスのようなカウンターを持つBARラウンジが印象的です。

展示やイベントを開催することもあり、BARタイムには宿泊者だけでなく周辺住民も訪れ、海外ゲストと会話を楽しむほど。宿泊者専用となる築95年の日本家屋は、縁側から庭を眺めることができ、桜や紅葉など四季折々の表情を堪能できます。

東京都台東区下谷2-13-21
(入谷駅より徒歩3分)
2-13-21,Shitaya,Taito-ku,Tokyo
03-6458-1686
http://backpackersjapan.co.jp/
混合ドミ/女ドミ/個室
1泊1名2,800円〜、個室1室6,800円〜

 03.
一人の時間も大切にできる
「IRORI Nihonbashi Hostel and Kitchen」
(中央区)

“もっとローカルな旅へ、もっと手づくりな旅へ” R.projectが運営するこのホステルは、2015年10月に日本橋の繊維問屋街に開かれました。成田・羽田空港から電車で1本、最寄り駅も3つとかなりの好アクセス。

都心で地方の魅力を発信し、新たな動線をつくり出すことを目的としており、地方をテーマにした展示会や体験型のイベントも多数実施。1階の囲炉裏は自然と宿泊者が集い、地方から仕入れた干物を注文して自ら炙るなど、ナチュラルにローカルに触れることができます。

東京都中央区日本橋横山町5-13
(馬喰町駅より徒歩3分)
5-13,Nihombashiyokoyamacho,Chuo-ku,Tokyo
03-6661-0351
http://irorihostel.com/
混合ドミ/女ドミ
1泊1名2,800円〜

 04.
下町でほっとひと息
「東京ヒュッテ」
(墨田区)

東京スカイツリーに近い川沿いの下町。2階建ての元金物倉庫を改装して、2014年8月に屋上テラス付きの宿が開かれました。創業者は、塩田さん姉弟と友人である藤綱さん。アウトドア好きで海外経験豊富という共通点を持つ3人が「いつか一緒に店を持とう」という約束が実現したのです。

仲間が気軽に集えるようにと“山小屋”を意味する屋号に。1階のcoffee&barは、製法にこだわった焙煎珈琲を提供。電源やWi-Fiだけでなくプリンター・FAX・文房具などを完備し、コワーキングスペースとしても開放しています。

運が良ければ看板犬「こ豆」に出逢えるかも。

東京都墨田区業平4-18-16
(押上駅より徒歩2分)
4-18-16,Narihira,Sumida-ku,Tokyo
03-5637-7628
http://www.tokyohutte.co.jp/
混合ドミ/女ドミ/個室
1泊1名3,000円〜、個室1室7,500円〜

 05.
女性のひとり旅にも。
「レトロメトロバックパッカーズ」
(台東区)

大正時代から続く西浅草の問屋街、かっぱ橋道具街。路地を逸れると、ガラス戸に愛らしい白文字が浮かぶ一軒のゲストハウスが。オーナーのなえさんが開業に至ったのは、2012年3月のこと。

東日本大震災を機に、“海外の人を日本で迎え入れる仕事がしたい”と、築60年の金物屋を手間暇かけて丁寧に改装しました。洞穴のように丸みを帯びたリビングの茶色い壁、何重にも塗られた独特の色合いを放つ階段の側面、思い出の地をかたどって削られた木製扉など。オーナーの人柄を映し出すような、ほっと一息つきたくなる空間です。

東京都台東区西浅草2-19-1
(田原町駅より徒歩6分)
2-19-1,Nishiasakusa,Taito-ku,Tokyo
03-6322-7447
http://retrometrobackpackers.com/
混合ドミ/女ドミ
1泊1名2,600円〜

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。