アフリカで「オレンジ色のさつまいも」が注目されている!
だんだん秋めいてきましたね。もうちょっと寒くなってきたら、ホクホクの焼き芋が美味しい季節。スイートポテトや大学芋を思い浮かべると…あ〜お腹が空いてくる。
ところで、いまアフリカではオレンジ色のさつまいもが注目されているみたいですよ。一体どんな品種なのでしょうか。
カロテンが豊富で、
ビタミンAが沢山とれる!
そう、注目すべきは栄養素。なんでも、このさつまいもが普及すれば栄養不足に苦しむ子どもたちの死亡率を大幅に下げられると言われているのです。
「GOOD FOOD」によると、アフリカでは免疫などに関わるビタミンAの不足が問題視されており、サプリメントを子どもたちに配るだけでもその死亡率を25%は低減できるのではないかと考えられていたそう。
ただ、それにはお金がかかります。そこで問題解決に取り組んだのが、インターナショナル・ポテト・センター(CIP)の研究者たち。主食の栄養価を底上げしようと、栄養素の豊富な作物を普及できるように努めました。
そこで、白や黄色といったさつまいもが食べられていた地域に、鉄分や亜鉛が多く含まれる豆類や米、小麦、トウジンビエ、キャッサバのほか、体内でビタミンAに変換されるβカロテンが多く含まれた「オレンジ色のさつまいも」を、40ヶ国にわたって栽培したのです。
「World Food Prize 2016」によれば、その結果1000万人もの人々に新たな作物が行き届くようになり、今後10年でさらに1億人へと普及するとも。
むらさき芋だけじゃない!
彩り豊かなさつまいも。
さて、このオレンジ芋。日本でもアヤコマチという品種などが食べられます。むらさき芋は食べる機会がよくあれど、食べたことがない人も多いのでは?ポテトサラダやフライと、いつもの料理の彩りを変えてみると新鮮かも!試してみてね。