フランスに次ぎ、アルゼンチンが小学校で「映画」を教える国に!
小学校のカリキュラムに「映画」が追加されたアルゼンチン。「VARIETY」によると、7つの州に限定されていますが、2016年の8月からプログラムはすでに開始。
映画館に行ける上に、授業では見るべきポイントなどを学べるそう。なんてうらやましい学校生活…と思ったら、フランスはすでにそうだった!
歴史や美術のように、
映画を学ぼう。
近頃はネットで映画を見る人も多くなっており、「どれだけ良い作品があっても劇場に来てもらえないのでは意味がない」とアルゼンチン国立視聴覚研究所(INCAA)代表のAlejandro Calcetta氏。
どうしたらもっと映画館に足を運んでもらえるのだろう。そう考えたときに見習ったのが、映画発祥の国と言われているフランスでした。同国では、1989年に映画の授業がカリキュラムへと組み込まれており、いわゆる観客数の増加や、文化の発展に貢献。その成功例に続いたというわけ。
フランス人の友人曰く、通っていた小学校では、みんなで映画を見に行ってその感想を発表したり、作品にちなんだものを工作してみたり、アートに関係する興味や関心を持たせるような授業が行われていたと言います。
そして、中学生になると美術や歴史と同じようにもう少し勉強っぽくなり、あるシーンのビジュアルや視点について学ぶことも。その詳細はフランス国民教育省のWEBサイトにも一部記載アリ。
国家政策に拡大!
アルゼンチンで始まる授業の内容は、INCAAや政府、地方行政と議論を重ねながら決められています。今後は全州でプログラムを始められるように拡大したいとの意向も。
その名も「Schools Go To the Cinema」。子どもたちは一体どんな作品を見て学ぶのでしょうね。