今すぐチケットが取れる「観光列車7選」
観光列車が熱いです。
いまや列車は観光地への移動手段という役割を飛び越えて、観光の目的そのものになってきています。
巷では九州地方が取りあげられることが多いようですが、ここでは全国に数ある観光列車のなかから、関東・東北の7つを厳選してチョイス。つまり首都圏の人は必見です!
記事をみてその場で予約もできますよ♪
※各列車の運行区間は、すべて2016年10月現在のものです。時期によっては変更があります。
【伊豆クレイル】
2016年デビューのニューカマーは「自然が主役」!
小田原-伊豆急下田
もしかしたら、今もっとも注目度の高い観光列車では?
デビューは今年の7月16日。しかも、走るのは首都圏に住む人には馴染み深い、小田原ー伊豆急下田。それだけでも食指が動きそうですが、「伊豆クレイル」は車内空間の心地よさが最大の魅力。
デザインのテーマは、和モダン。写真の通りあくまで控えめで落ち着いた雰囲気で、インテリアではなく、車窓から眺める伊豆の豊かな自然を主役に持ってきているとのこと。きっと、ここらへんが心地よさにつながっているんですね。
気になる座席も景色に十分に配慮された作り。贅沢な個室のほかに、二人用席はカウンター席と対面席があり、それぞれ海側、山側の景色を眺められます。
ちなみに山の風景を楽しめる対面席は、床面を少し高くし、反対側の海の景色が見やすくなっています。こういった細かい配慮もうれしいですね。
もちろん、バーカウンターやラウンジもアリ。そこで味わえるオリジナルのドリンク&フードも見逃せません。
さらに下のボタンからチェックできるツアーでは、人気のフレンチレストラン『モルソー』の秋元オーナーシェフ監修のお弁当が付くなど、魅力的な企画も盛り沢山です。
【現美新幹線】
アート鑑賞だけだと思ったら大間違いです。
越後湯沢-新潟
蜷川実花のデザインで話題となった「現美新幹線」。よく知られている通り、車内では旬のアーティストたちのオリジナル作品が鑑賞出来るという、斬新な列車です。
が、アート鑑賞にイマイチ馴染みがないという人もご安心を!
「現美新幹線」の車内では、魚沼産コシヒカリの米粉や佐渡バターフィナンシェなど、ご当地の素材使いが秀逸なスイーツ(『romi-unie』のいがらしろみ氏が監修!)が楽しめるほか、燕三条の人気店『ツバメコーヒー』によるコーヒーも味わえます。
さらに、家族連れにはうれしいキッズスペースも完備。子どもにとって退屈になりがちな移動時間を飽きずに過ごせるのがポイント。
気軽にアートを楽しみながら、移動時間を堪能するーーそれが「現美新幹線」の魅力なんです。
【フルーティアふくしま】
スイーツファン以外にも薦めたい、カフェ列車。その理由は?
郡山-会津若松(2016年12月〜2月は郡山-仙台に変更)
スイーツを心ゆくまで味わいながら、のんびりとした東北の景色を眺める…なんて紹介をすると「女性向け?」と思ってしまうかも。
もちろん「フルーティアふくしま」はオリジナルスイーツがウリですが、テーマは「フルーツ王国福島」。りんご、梨、桃、ぶどうなど、福島産のさまざまなフルーツを美味しくいただける手段として、スイーツがあるわけです。
つまり、ここで食べられるのは、ただのスイーツじゃないってこと。
旬に収穫されて完熟を迎えたフルーツを使うためメニューは時期によって変わるし、フレッシュなフルーツジュースやドリンク類も充実。観光列車でも珍しい円形ボックスシートにも注目したいところです。
カフェ感覚でくつろぎながら列車の旅を楽しめるのが「フルーティアふくしま」の醍醐味。女性はもちろん、男性だって、カップルだって満足ができるはずですよ。
【越乃Shu*Kura】
ジワジワ人気上昇中の日本酒がテーマ。初心者でもちゃんと楽しめます。
上越妙高-飯山線十日町など
巷では男女問わず、日本酒人気が上昇中だとか。そういえば、洒落た日本酒バーなんてのも増えてます。
となれば「越乃Shu*Kura」に注目しないわけにはいきません。なんせこの列車は、日本酒の宝庫である新潟が誇る「日本酒」がテーマ。
用意されているのは、新潟の地酒とそれを美味しくいただくおつまみの数々。なんと利き酒まで楽しむことができます。
さらに、酒にちなんだ車内イベントの豊富さも「越乃Shu*Kura」の魅力のひとつ。
ゆったりとした展望ペアシートやボックスシートに加えて、酒樽モチーフのスタンディングテーブルを備えたイベントスペースまであるんです。このスペースは、バーとして自由に利用できるほか、なんとジャズの生演奏が行われることも♪
日本酒とそれを味わうためのエトセトラまでが揃った「越乃Shu*Kura」。お酒には一家言あるという人からビギナーまで、幅広く楽しめそう。
【とれいゆ つばさ】
お座敷から足湯まで。エンタメ要素はNO.1かも!?
福島ー新庄
観光列車には、それぞれ趣向を凝らしたテーマが設定されており、いろんなエンタメが用意されていますが、この「とれいゆ つばさ」はとってもユニークです。
なんせ車内には、畳の上であぐらをかける「お座敷席」や山形の地酒やフルーツジュースが楽しめるバーカウンター、さらには「足湯」(!!)に湯上がり用のラウンジまであるんです。
そこでの旅を想像してみると…畳の上でくつろぎながら、ちょっとバーでお酒を一杯。足湯で温まったら、ラウンジで一息つく。もちろん車窓には豊かな風景。
これ、まさに温泉街での1日ですよね。のんびり日常の疲れを癒やしたい人にオススメです!
【TOHOKU EMOTION】
食事へのこだわりがハンパじゃない“走るレストラン”。
八戸線
旅の楽しみのひとつといえば、食!
訪れた土地土地の食材やご当地グルメは外せない要素ですが、それは観光列車の旅でも同じ。
なかでもこの「TOHOKU EMOTION」は、「東北レストラン鉄道」「走るレストラン」という呼ばれるほど。
そもそも列車から見えるのは、食材の宝庫である三陸の海。さらにキッチンはなんとオープンキッチン。豊かな自然を有する東北の食材をじっくり味わうのにピッタリなシチュエーションです。
また、高級レストランのようなスタイリッシュな内装にも注目。座席のファブリックや照明など、至るところに東北の文化を伝える意匠が隠されています。
その詳細は体験してみてからのお楽しみ!?
【リゾートしらかみ】
世界遺産の景色を、開放感のある車内から楽しみたい!
五能線
青森と秋田を結ぶ五能線は、一度は乗ってみたいローカル路線として全国的に人気を集めています。この路線、風光明媚なことで知られています。窓の外に見えるのは、奇岩が並ぶ日本海の絶景から世界遺産として知られる白神山地のブナ林まで。
「リゾートしらかみ」は、そんな人気路線を走る観光列車。2016年7月には新型車両「橅(ブナ)」も加わりました。
車内の設備は、リクライニングシート、ボックス席、展望室とベーシックですが、車内全体がオフホワイトに統一されています。景色がウリがだけあって、窓がとっても大きくとられているのがうれしいですね。
さらに、土日祝日を中心に不定期で開催されるイベントも特筆すべきポイント。津軽三味線の演奏や伝統の人形芝居など、エンタメも充実しています。
白神山地のみならず、千畳敷や不老不死温泉など、路線には名所も多く、列車での時間と合わせて、沿線のスポットもオススメです。
観光列車は、ほかにもたくさん!
ここで紹介した以外にも、関東・東北にはさまざまな観光列車が走っています。興味がある人、他の列車と合わせて検討したい人は、下のボタンからチェックしてみて!