1年で12ヶ国を旅した家族。帰国して選んだ住まいはなんと「市民バス」だった
ScottとEmilyのManning夫婦は、大の旅好き。ふたりは大学を卒業してから新居を探していたのですが、ちょうどいい家がなかなか見つかりませんでした。そこで、家に住む代わりに、旅に出ることにしたのです。
「ふたり旅」かと思ったら
「三人旅」に
北はメイン州から南はフロリダまで、アメリカの各地を巡りました。すっかり旅生活にハマってしまい、もっといろいろなところに行きたい!と思ったふたりは、世界中の12ヶ国を、12ヶ月で巡る旅を計画したのです。
しかしそのタイミングで、Emilyの妊娠が判明します。
「ふたり旅」は中止です。新しく家族に加わったCarterくんを加えて「三人旅」に出ることにしたのです!
旅から帰ったあとの家は
なんと、バス
1年かけて12ヶ国を回ったあと、Emilyのお腹の中には、また新しい家族がいることがわかりました。そこで、一家4人で住むための家を用意することになったのですが…そこはもちろん、旅好きのManning一家。普通の家には収まりません。
なんと3,000ドル(約30万円)で古いバスを買い、そこに住むことにしたのです。
DIYでバスを大改造
Emilyのお父さん(つまりおじいちゃん)の手も借りながら改装を済ませたバスのなかは、とてもオシャレで素敵な空間に大変身。
Emilyが料理をするキッチンもちゃんと設置されていて、とても住み良さそうです。
Carterくんは、自分のベッドができて大喜びだとか。
妹のZellieちゃんは、折りたたみ式のベビーベッドで眠ります。
こちらは、オンラインマーケティングの仕事をするScottのオフィス。これが「バスの中」には到底見えませんよね。
ミニマルな暮らしだからこそ
持ち物を大切にできる
Scottさんは、このバスの家について、こう語っています。
「確かにバスの家は広いとは言えないよ。余計なものを入れておくことはできないしね。でも、だからこそ自分たちが持っているものを大切にする気持ちが育まれると思うんだ」
「ものを大量に持つことが、必ずしも幸せには繋がらない」と考える人が増えてきた中で、最低限のものだけでミニマルに暮らすというライフスタイルは、とても魅力的にも思えます。
日本でも、マイホームを購入して家族で住むことが幸せの象徴だった時代は、はるか昔のことになってしまいました。家族みんなで、あくまでも自分たちらしく暮らす人が、これからももっと増えてくるかもしれませんね。