世界初、カメラ機能付き「ドローン内蔵型スマホケース」が登場
その重さわずか52g、でも小型なことをウリにしたいわけじゃなく、このカメラ機能付きドローン最大の利点は、スマホケースと一体型になっていること。用途はこの1点、自撮り棒を使わずともセルフィーをバッチリ撮る、そのため。
スマホケース一体型の
自撮りを目的としたドローン
ドローンがスマホケースに内蔵されているところに、大きなメリットを感じます。だって、自撮り棒のようにスマホとバラバラで持つ必要がない訳だから。だから目的はほぼセルフィー。
ロンドンのスタートアップ企業が開発した世界初のガジェット「AirSelfie」は、ありそうでなかったドローン内蔵スマホケースです。
「一般的なドローンに比べてはるかに操作が簡単」だと、共同設立者のひとりEdoardo Stroppianaは強調します。
ではどのくらいお手軽なのかというと、ユーザーはあらかじめダウンロードしておいた専用アプリを起動。ケースからAirSelfieを取り出し、あとは電源を入れるだけ。これでスマホとWi-Fi接続され、ドローンの離陸準備が完了。最後にユーザーが3つの撮影モードを選んでテイクオフ。
モードは以下の3つ。
◆セルフィーモード
近距離、遠距離の2地点から撮影。
◆モーションコントロールモード
スマホ画面に登場するジョイスティックを使い、リアルタイムでドローンを操作。
◆フライングモード
被写体の構図が決まるまで、水平方向にホバリングして待機。
撮影後はホバリングするドローンを手で捕まえずとも、ボタンひとつで自動的に出発地点へと戻るすぐれもの。風の影響は多分にありそうだけど、開発メーカーによれば66フィート(およそ20メートル)の高さまで上昇可能だとか。
ちなみに充電はスマホケースを介して、もしくは直接USBポートに差し込む。ここにも手軽さアリ。肝心のスマホとの互換性も、iPhone6以降、Galaxy S7といった人気機種にほぼ対応していると聞けば、まずもって問題なさそうだ。
2017年は、
自撮り棒からドローンへ
クラウドファウンディングにおいて、最低目標金額を5万ドル(約577万円)に設定したところ、わずか2日間でそれを突破。すでに当初の10倍を超える投資金額が集まっていることからも、注目の高さがうかがえる。
市場に出るのは来年4月の予定で、販売価格は300ドル(約34,600円)ほど。先行予約もギリギリこちらで受付中。こう聞けば決して安い買い物ではないけれど、自撮り棒よりも断然、こちらの方がスマートに思えるけどな。