【読んでもらいたい vol.4】「のに」を使いがちなあなたに、『のびのび生きるヒント』

「これだけ頑張っているのに、なぜ結果が出ないんだろう」「あの人の悩みはしっかり聞いたのに、なぜ私の話は聞いてくれないのだろう」自分が与えたものと同じくらいのお返しや評価、つまりは、見返りを求めてしまうことはありませんか。

あなたが見せてきたがんばり、ふんばり、やさしさ、気配りは誰かに評価されるために発揮されたものでしょうか。

これは、武田双雲氏の著書『のびのび生きるヒント』の一節です。見た瞬間、ハッとしました。見返りを求めるがためにとる行動は素敵じゃない。誰かに褒められたいがための親切は、誤った親切。自分が求めるものが返ってこないから「〜のに」と思ってしまうのです。そして、イライライライラ。不満が積み重なっていきます。

「いいとこ探しめがね」をかけると
「のに」は遠ざかっていく

人生を人任せにしてしまうと、周りの人間関係や状況に左右されて、自分の思い通りにいかないと被害妄想をしてしまいがちです。人を観察するのが好きな私の考察としては、いつも自分の評価を気にしてしまう方は、そういう傾向にあるのではないかと思います。

人のせいにしているうちは永遠にのびのびできません。

武田氏の言葉を借りれば、人の目を気にして生きるのは、「のびのび」出来ず、苦しいはず。たとえば、視力の低い人がめがねをかけると、それまでぼやけていた世界が鮮明に見えるように、考え方や見方というのは、めがねをかけるのと似た感覚で、自ら変えていくことができます。自分だけの「いいとこ探しめがね」をかけて、偏見をなくし、物事の考え方、見方を広げていきましょう。そうすれば、自然と「のに」から遠ざかるのだろうと思います。

誰にでも、何にでも、必ず良いところはあります。悪いところを批判するより、まず素敵だと思えるポイントを探すことが大切です。「あの人のここが嫌い!」と決めつけるのではなく、いいところをたくさん見つけてあげて、「ここが素敵!」と褒めてみてください。きっと、その時の自分も、うんといい表情をしているはずですから。

私も早速「いいとこ探しめがね」をかけて「のに」を撃退しようと思います!

 

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。