人間の成長に「味」ありき。書籍『「食」から考える発想のヒント』より

外国人シェフ最年少でミシュランガイドの星を獲得した松嶋啓介の近著がおもしろい。食を通した「発想のヒント」が散りばめられていて、普段包丁を握らない人にこそ読んでもらいたい一冊です。

以下、『「食」から考える発想のヒント』(実業之日本社)より、抜粋して紹介。立ち読み感覚でドーゾ!

味を覚えて人は成長していく

「しょっぱい」出来事、「甘い」生活、「酸っぱい」青春、「苦い」思い出、「渋い」体験、「辛い」失敗……。人生は「旨い」ことばかりではありません。

そんな人生のさまざまな味を、濃いも薄いも知れば知るほど、人は豊かになれるし、人にやさしくなれる。

塩っぽいばかり、甘いばかりでは、人生、味気ないものです。

「食」の豊かさは、人生の豊かさと比例するとぼくは思っています。なにも贅沢ばかりが「食」の豊かさを図る物差しではありません。味を覚えて、人は成長していくのですから。

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