【読んでもらいたい vol.6】いい香りの花束とともに街を歩く。さりげないけど楽しい、大人のパリガイド

たった一輪でも花のある空間に身を置くと、心が豊かになります。目に鮮やかで見て楽しいのはもちろんですが、花言葉やその歴史を知っていれば、また違った愉しみ方があるでしょう。

村上香住子さんの『パリ・スタイル』では、蘭の女王と称されるカトレアについて、花言葉のみならず、フランス文学でどのように扱われていたのか分かる一文が、記されています。

二十世紀のフランス文学を象徴するといってもいい『失われた時を求めて』のマルセル・プルーストは、“女性を抱く”というのを、ソフィスティケートな表現で“カトレアをする”といっていた──。

なんてロマンチックなのでしょう。確率はゼロに近いけれど、今後もし、男性からカトレアをプレゼントされたなら、プルーストの言葉を思い出して、勝手に舞い上がるかもしれません。

たとえ、男性から贈られなくても、毎日頑張っている自分へのご褒美や、仲の良い友だちとの久しぶりの再会にプレゼントしても喜ばれると思います。忙しさを言い訳に女を怠けそうになった時、優雅に佇むカトレアを見れば、背中がしゃんとさせられそうです。 

カトレア・マニアが愛する
「ラ・メゾン・ドゥ・ロルキデ」

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カトレアについてつらつらと説明しましたが、本著で「日本ではどこへ行っても胡蝶蘭しか見かけない」と綴られているように、じつは私も実物を見たことはありません。

しかし、海を越えて、パリのセーヌ川のほとりまで足を運べば、フランス内外から取り寄せた色とりどりの蘭と出会うことができます。

フラワーショップ「ラ・メゾン・ドゥ・ロルキデ」は、いつ足を運んでも、丁寧に手入れされた花々が、それぞれ気持ち良い距離感を保って並んでいます。パリのカトレア・マニアも行きつけなのだとか。近い将来パリを訪れる予定がある方は、行きたい場所リストに入れておいてはいかがですか。

All Photo by 在本彌生

パリ・スタイル 大人のパリガイド(著:村上 香住子)

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