【ブルックリン発】こんな朝食が食べたかった。世界中から人が押し寄せる店が、東京初上陸!
ニューヨーカーのみならず世界中の人々が訪れ、ブルックリンの代名詞と言っても過言ではないほど人気を集めるオールデイブレックファースト店「egg(エッグ)」。その日本1号店が4月21日、池袋にオープンします!
まずは簡単にeggの歴史を紹介しましょう。これほど人気になった最大のヒントは、オーナーが掲げるモットーにありました。 それは、〝朝食ぐらいゆっくりと時間をかけてリッチに食べよう!” うん、何とも素敵。この実直さが、世界中の人々の心を掴んでいるのです。
eggという店名の通り、メニューは卵料理が中心。看板メニューは「エッグロスコ」。サクッとしたブリオッシュに半熟卵&とろ〜りホワイトチェダーチーズが絡まった絶品です。
なんと始まりは…
友人のレストランの間借り!?
営業時間は「朝」だけだった
お店がスタートしたのは11年前。なんと当初は、友人のレストランの間借りだったんですって。そこは、偶然にも朝は営業していなかったのだそう。 試行錯誤の末、egg創始者のジョージ・ウェルド氏が思いついたのが、卵や牛乳や砂糖をふんだんに使うアメリカ南部の伝統的で本格的なブレックファーストのメニューを提供するレストランでした。着想を得たのは、少年時代に食べていた実のおばあちゃんの味。
「ニューヨーク・タイムズ」で
紹介されたことが大繁盛につながる
オープン後は口コミで順調に客が集まります。ブルックリンという場所柄からか、アーティストやミュージャンといった感度の高い人が多かったのです。
しかし、間もなくして大きな転機が訪れます。あの「ニューヨーク・タイムズ」に好意的なレストランレビューが掲載されたことでニューヨーク中から注目を集め、客が殺到(!)。
その後も「タイム」誌、「ミシュラン」などの一流メディアで取り上げられ、やがてファミリー層から銀行家などのビジネスパーソンまで、幅広い客層が訪れるように。口コミサイトでも高評価を獲得。ついには観光客の間でも話題になり、大繁盛するのです。
オーナーであるジョージ氏が
店に込めた想い
ジョージ氏がこだわるのは、ローカルの人々に愛されるサード・プレイスなレストラン。その根底には、近所に住む人に良質なものを届けたいという強い想いがあります。決して街中でベーグルを片手に済ますような朝食でなく、ゆっくりと時間をかけて食べるスタイル。やっぱり、きちんとした食事こそが、心をリッチにしてくれるのです。
地域密着型の店として、街の活性化やコミュ二ティを形成しているのもこのレストランの魅力といえるでしょう。近所の小学生を招待してみんなで朝食を食べる子ども向けのイベントや定期的なチャリティーイベントを積極的に開催しているとのこと。
“eggは、忙しすぎる日常の中でホッと一息つける癒しの空間だよ”
実際、多くのニューヨーカーから支持されているのは、「地元愛」にあふれているというのも一つの理由だと思います。
ヘルシーで新鮮な食材を心がける
ジョージ氏のさらなるのこだわりは食材にあります。そこはブレません。
エッグロスコをはじめ様々なメニューに使われてる肝心の「卵」は、自由に動き回っているヘルシーなニワトリから産まれたもののみを使用。野菜に関しても、信頼できる、ニューヨーク郊外に畑を持つ地元の友人農家から調達しているようです。ミルク、バター、ヨーグルトは、11年間にも渡って同じ友人から仕入れているとのこと。
丁寧で徹底した食材選びが、美味しいだけではなくて「心がリッチになる朝食」を作り上げているのですね。これも、長年に渡ってニューヨーカーたちから愛されている秘訣。
「心がリッチになる朝食」が
ブルックリンから日本へやってくる!
テーブルで待っている間は
お絵描きタイム!?
さて、普段、レストランでオーダーして待っている間、皆さんは、どんなことをしていますか?お話?読書?音楽鑑賞?SNSのチェック?eggでの光景は、ちょっと違います。
答えは、お絵描き!各テーブルにはカラフルなクレヨンがセッティングされており、それを使って子どもだけでなく、大人も夢中になってテーブルの上に敷かれた真っ白の紙に思い思いの絵を描いているのです。
このスタイルは、ブルックリンから日本へも引き継がれるそう。気を張らずに無邪気に遊べる空間。案外、ホッと一息つける理由はこんなところにもあるのかもしれませんね。
使用する卵は、日本全国をまわって
やっと見つけたとっておきの逸品
日本1号店では、広島県にある「はやしなちゅらるふぁーむ」の卵を使用。オープンに伴い、ジョージ氏が日本全国の卵農家をまわってたどり着いた、あっさりとした味わいが特徴の卵です。
はやしなちゅらるふぁーむはニワトリが口にするエサと、過ごす環境にこだわりを持って卵の生産に取り組んでいます。のびやかに暮らせるよう平飼いを採用していたり、国産米や自家製発酵糠などをオリジナル配合したものや、とれたての野草をエサとして与えているのです。健康的なニワトリから産まれた卵は純粋で元気!
日本一号店ではアルコールも提供!
ブルックリン店は17時閉店ですが、池袋店は21時まで。ディナー使いもできるお店として、卵料理に合う、ワインなどのアルコールも扱います。仕事帰りでも立ち寄れるのはうれしいですね。
卵料理とワインのペアリングをぜひ楽しんでください。
看板メニューに加え、本店の仁科シェフ、エバン・ハンクザー氏と東京店のシェフが共同開発した、旬の食材を使ったスペシャルメニューも提供。
温かみのある店内でエッグロスコやフレンチトーストなどの美味しいアメリカ南部の料理を、ゆっくり時間をかけていただく。想像しただけで心がリッチになった気がしませんか?
また、オープンを記念して、オーナーのジョージ氏とシェフのエヴァン氏が来日。約一ヶ月に渡って、本場の雰囲気を味わえるEgg料理を振る舞います。
あ〜、オープンが待ち遠しい!
egg Restaurant
住所:東京都豊島区西池袋2-37-4 としま産業振興プラザIKE・Biz
電話番号:03-5957-7115
営業時間:8:00〜21:00(LO:20:30)
定休日:不定休