「洋服のサイズに惑わされないで!」ティーンガールに向けた投稿が大反響
この記事の主人公Deena Shoemakerさんは、地元カンザス州で10代の女の子たちのカウンセラーとして働く女性。彼女の元を訪れるティーンガールたちの悩みは、もっぱら自分の体型やダイエット法だとか。
サイズXS〜Lのパンツ、
どれも履けちゃうフシギ
体型はさほど変わっていないのに、今もどのサイズもフィットしてしまう。これっておかしくない!?とDeenaさん。バラバラなサイズのパンツ6本を履き、その証拠写真を自身のFacebookで公開(それがこの写真)し、こう訴えかけました。
「結局、洋服のサイズなんてバカげたものよ」、と。
ここでいうサイズはアメリカのものですが、5〜12といえば女性もののXSからLまでカバーしてしまうようなサイズ感。もちろん素材や製法にも違いがあるでしょう。けれど、これだけサイズに大きなズレが出る理由、彼女はそこを「バカげている」と揶揄しているんでしょう。
でも、これと同じような経験ありませんか。
サイズ表記のからくり
これが日本で製造されたものや、海外製品でも国内アパレル企業によるものの場合、おおむねJIS規格で定めた基準のSMLサイズに落ち着くようですが、実際、海外モノってブランドによってもサイズはバラバラだったりします。試着しないオンラインショッピングの場合は、どうにかしてサイズ以外の情報や手がかりを探そうとするでしょ。
そもそも、サイズに忠実なブランドもあれば、見栄を張るためなのか若干サイズ表示よりも大きめ(あるいは小さめ)に縫製するブランドも。なかにはSサイズが最も大きく(一般的なL)、以下XS、XXSのように表記にMやLを使わないメーカーだってあるくらい。
肉体的にも精神的にも健康で、自分らしく輝いているプラスサイズな女性たちにスポットライトが当たる一方で、「スリム=美しさ」信仰はまだまだ根強い、という印象。少しでも小さいサイズに見せたい、着ていたい願望はきっと誰にでも。そこにもサイズの“からくり”があるはずです。
「洋服のサイズに惑わされないで!」
画像とともにDeenaさんの熱い想いが込められたメッセージに共感した人々が次々にシェア、その数はすでに9万を越えました。
もっと痩せていれば、彼に別れたいなんて思われない…そう信じ込んで食事を抜き、拒食症に陥った女の子がカウンセリングに来るそうです。Deenaさんはこの女性服のサイズのからくりが、ティーンガールたちのストレスを何十倍にも大きくする要因になっている、と警鐘を鳴らし、こうメッセージを送ります。
「たとえあなたがXXSを着ていても、3Lだろうと、サイズだけが美しさや個性を左右するものじゃない」と。