ビーチに捨てられた「ゴミ」で、無料のジムを作り上げた英雄
Alcindoさんは、北アフリカ沖にある小さな島国「カーボヴェルデ共和国」のサル島に住む43歳・男性。建築現場のペンキ塗りとして働いています。
何よりも海が大好きなAlcindoさんは、ビーチにたくさんのゴミがあることに悩んでいました。
大好きなビーチに
捨てられたゴミたち
カーボヴェルデの美しいビーチは、人気の観光地。綺麗なビーチを保つことは、地元の人たちにとって大切なことです。
観光客が来るからこそ経済が回り、人々に仕事があるのです。でもゴミが捨てられていたら、その魅力は落ちるばかり。
もうひとつの悩み
またAlcindoさんには、もうひとつの悩みがありました。それは、気軽に体を鍛えに行ける場所がないということ。
エクササイズは大好きですが、トレーニングジムは高級で通えません。彼に限らず、周りにはそんな人が大勢いました。
ゴミを再利用した
手作りジム
そんなAlcindoさんは、2つの悩みを一気に解決。砂浜で拾い上げたゴミを使い、ビーチにジムを作りあげてしまったのです。
太陽、砂浜、そして海。自然のなかで気持ち良くトレーニングができるジムを、無料で地域の人たちに解放しました。
「トレーニングをして、汗をかいたらそのまま海に飛び込んで…。そうやって、一日を終えるんだ」
そんなAlcindoさんは、このジムをより良いものにしようとクラウドファンディングをスタート。
「僕の夢は、このジムを今よりもう少しだけ良くすること。カーボヴェルデの人たちのためにも、観光客のためにも。もっと見栄えのいいものにしたいんだ。クリエイティブの力さえあれば、より良い世界を創ることができるんだって、みんなに伝えたいよ」
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