震災から1年、阿蘇の草原105kmを駆け抜けるトレランイベント開催
「がんばろう!九州」、熊本県や大分県に甚大な被害をもたらした2016年4月の熊本地震以降、食で、旅行で、プロダクトで、スポーツで、さまざまな復興支援プロジェクトが立ち上がり、人と人とをつないできた。
そしてこの春、「走り出そう、阿蘇」をキャッチフレーズに、火の国らしい力強いランイベントが阿蘇を舞台に開催される。
阿蘇の草原105キロ、
駆け抜ける“復興支援”
5月13日(土)〜14日(日)にかけて開催予定の『第一回 ASO ROUND TRAIL』は、全長約105kmに及ぶ九州初となるロングトレイルラン大会だ。世界最大級のカルデラ(火山活動によってできた大きなくぼ地)が広がる阿蘇の大自然を、脚力自慢が駆け抜ける。
同地域では、これまで『阿蘇カルデラスーパーマラソン大会(100km)』が毎年開催されてきたが、地震による落石や道路崩壊で未だに再開のめどが立たないまま。大会復帰の声が高まるなか、阿蘇の魅力を国内外へ発信するトレラン大会として、すでに九州のみならず、日本全国からエントリーが集まっているという。
ランナーとして、
ボランティアとして、
持てるチカラを熊本へ
『第一回 ASO ROUND TRAIL』
〜熊本復興支援トレイルランイベント〜
・日時:5月13日(土)スタート
5月14日(日)13:00フィニッシュ
・距離:約105km
・累計標高:約6,000m
※コース調整中のため変更の可能性あり。
・制限時間30時間(予定)
・募集人員:600名
・詳細:ASO ROUND TRAILl公式ページ
エントリー締め切りは3月31日(金)まで。
ただし、自然のフィールドを相手に走るトレランは、アスファルトの上を走るシティマラソンとは、まったくの別物。標高1,000mを超える山岳地帯を100km以上走破する足腰に自身のあるランナーでないと厳しいことだけは十分に認識を。
■トレランへの応募はこちらから。
それでも、大会に参加する方法は他にも。地元阿蘇の人々とともに大会をサポートする「ボランティアスタッフ」としての参加という手もある。
■ボランティアへの応募はこちらから。
阿蘇の活性化を「走る」、もしくは「サポートする」の両面から応援できるのが、この大会いちばんの魅力ではないだろうか。震災からまもなく一年、復興に向けて尽力する地元の人たちへの大きなエールに脚力も、腕力も関係なし。もちろん、想像力や拡散力だって、持てるチカラをパワーに変えてみるのはどうだろう。
エイドステーションには
熊本・阿蘇の特産品も
ちなみに今大会では8カ所にエイドステーションが設置される予定。水分や食べ物の補給が可能となる。なかには、阿蘇や熊本の“地場もの”も準備される予定だとか。もしかしたら、名物「蜂楽まんじゅう」の登場もあるかも!?