人類は破滅へと向かうのか?「人口爆発」について考え直す。
現在、地球の人口は約74億人。このまま、人口は増え続けていくのでしょうか?それとも、減っていくのでしょうか。
資源を奪い合う戦争を起こさなければならないのか?
スラム街が増えるのか?
大気汚染がもっと進むのか?
その疑問は尽きません。
人口はどのように変化していくのでしょうか。どうやらそこには、4つのステージが存在するらしいのです。そして結論から言うと「人口爆発は落ち着く」とのこと。だからこそ、「私たちにはできることがある」とこの動画は提案しています。
では、人口の変化をステージごとに見ていきましょう。
01.
「多産多死」ステージ
ここで舞台となるのは、18世紀のイギリス。彼らが最初に人口転換を経験することになりました。この時期は、衛生・食品・医療に問題があり、多くの子どもが大人になることができませんでした。成人できたのは、6人中2人だけだったと言います。
その後、産業革命のおかげで、々の生活はより豊かになりました。さらに、科学技術が発展し、交通・通信・医薬品などの質も上がりました。
そして、ある変化が起きたのです。
02.
「多産少死」ステージ
人々の生活が豊かになるにつれ、食品・衛生の質が上がり、幼い子どもが死んでしまうことが少なくなりました。その結果が「人口爆発」。たとえば、イギリスでは1750年から1850年の100年の間に人口は2倍に。
これまで、子どもをたくさん産む理由は、幼いうちに死んでしまうからでした。しかし、このように状況が変わると人口にも変化が。
03.
「少産少死」ステージ
死亡率が下がると、出生率も下がりました。幼い子どもがしっかり大人になれるようになったからです。
この2つがバランスをとると、人口増加は減速し始めます。
04.
「停滞」ステージ
そして第4ステージで、人口増加は落ち着くことになります。
現在、多くの国がすでにこの最終ステージにいます。でも、なぜ人口は増え続けているのでしょうか?
これは、「人口爆発の時期に産まれた人が大人になり、子どもを持ったこと」によるもの。そのため増え続けているのですが、この先は出生率が下がり、人口増加も緩やかになるとのこと。
さらに、先進国は出生率が6→3に下がるまで80年かかりましたが、その他の国はこのスピードがもっと早い。たとえば、バングラディッシュは20年、イランは10年。つまり「このスピードが早い分、減るスピードも早いだろう」ということ。
つまり、人口増加が落ち着き始めるのは少し先の話なのだとか。
「助け合い」の未来へ
繰り返しになりますが、人口爆発はいずれ止まる、と言われています。国連の予測では「世界人口は120億人」は、超えないとのこと。
そうであるならば、人口爆発に対してネガティブになる必要もありません。一歩先に進んだ国が、その他の国をリードするべきなのです。たとえば、教育。識字率を上げることは、その国の発展にもつながります。そして、彼らが今度は助ける側になるのかもしれません。
私たちができることは「助け合うこと」。また、人が多ければ多いほど、助けてくれる人も多いということ。これからの未来、今まで以上に助け合って生きていくことができるかもしれません。