毛先は濡らさず頭皮だけ洗いたい。ワガママに応える「PonyDry」

ひょっとしたらニーズがあるかもな、くらいなアイテムを紹介するときの方が、書き手としては案外気がラク。もともと見向きもしないような人たちに、仮に届いたとしたら、それはそれでラッキーだし。

で、アメリカ生まれのこのバスアメニティがまさにそれ。オススメするならば、よほどの「せっかちさん」とか「ズボラさん」…だけと思ってたんです最初は。

長い髪を濡らさない
毛先専用シャワーキャップ

「PonyDry」

防水加工が施された毛先専用シャワーキャップ「PonyDry」は、1つ19.99ドル(約2,200円)。日本へのシッピングも問題なし。公式サイトから購入可能です。

と、先に商品概要を紹介したくなるのも、よく見ていけば結構これが“使えるヤツ”なんじゃないかと思えてくるから。そしてもう、こうとしか思えなくなっちゃって(笑)。

だって楽じゃん、濡れなくてすむし

「PonyDry」

モデルの女性が頭につけている大きなシュシュのよう見えるのがPonyDry。このピンクの内側に、彼女の長い髪が収まっています。簡単にいえば、この部分がシャワーキャップ代わりをしていて、毛先だけ濡らさずに保護してくれるというもの。

まあ、聞けばさもありなんな商品でしょうけど、頭全体をカバーするシャワーキャップではできなかった、「頭皮を洗う」ことがこちらは可能。そもそも頭皮さえキレイになれば、毛先まで濡らしてシャンプーする必要はない、そう割り切れる人(あとは冒頭のせっかちさんたち)には、意外とニーズありかもなって。

髪の毛をスリーブに入れて
お団子をつくるだけ

ポニーテールでまとめた髪をカバーするため、頭皮に近い根元だけを洗い流すことも、シャンプーで泡立てることもできてしまうらしく、ちゃんと防水カバーに収まった毛先は、バスタイムの最後まで濡れずにすむ(らしい)。

「PonyDry」

①ポニーテールで髪をまとめたら、お辞儀をする格好で顔の前に髪を持ってきてスリーブに入れる。根元のヒモを引っ張り、しっかり口を閉じる。

「PonyDry」

②ヒモをポニーテール結び目でくるっと回し、スリーブごと髪を巻きつけ頭のてっぺんでお団子をつくる。

「PonyDry」

③留めピンにスリーブ先端のフックをかけて完全に固定。

「PonyDry」

④思いのままのバスタイム。しっかり固定してあるので、シャワーの水圧もへっちゃら(だそう)。

乾燥からスタイリングまで
約18分の短縮、だそうです。

メーカーの説明では、一般的に髪を洗って乾かしてスタイリングするのにかかる時間を平均25分と見ているようですが、PonyDryを使うことで、およそ7分にまで短縮できると太鼓判(ホント?)。

時間にして18分。これが毎朝のことだとしたら、残業でくたくたになって帰宅した夜なら、どう?

ただ、本国アメリカでのニーズはそこだけじゃないようで、ワークアウト後のシャワータイムを短縮する画期的ツールとして人気が爆発。体を動かせば頭皮だって汗をかく、そのシャワーのたびに毛先まで濡らして、洗って、乾かしては時間のムダという、ごくごくシンプルな発想です。共感できるかは別として。

ちなみに、濡れないシャワーキャップの活躍の場は、このほかにビーチやプールといった水辺のアクティビティにもOK。それよりも、“おだんご”のまま温泉とかでも活躍できそうですね。

これは余談ですが「INSIDER」によると、なんでも今年2月に行われた「第59回グラミー賞授賞式」の参加者に配られた3万ドル(約330万円)の豪華ギフトセットの1アイテムに、PonyDryも商品として堂々選ばれていたそうですよ。

Licensed material used with permission by PonyDry
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。