「陸と空」どっちもいけるクルマは、1億5,000万円!?

「いっそ空を飛んで、この渋滞を抜け出せたらいいのに…」。そんな空想が、いよいよ現実のものとなりそうです。

モナコで開催されたカーショー「Top Marques Monaco(トップ・マルケス・モナコ)」でお披露目された、スロバキアに拠点を置くAeroMobil社の「Flying Car」。そのまんま「空飛ぶ車」。

10年以上に渡り開発が進められていて、ついに実用化が見えてきたというのです。

飛行も走行もできる
夢の「空飛ぶ車」

2020年までの納車を目指している、二人乗りのこの車。

現在さまざまな企業が、それぞれの「空飛ぶ車」の開発を進めていますが、走行はできない「車型の飛行機」もちらほら。

しかしAeroMobil社が開発が手がけているのは、正真正銘の「空飛ぶ車」。他の自動車と同様に、道路を走ることも前提としています。

車体は全長6m弱、全幅は2mを軽く超えます。一般的な自動車に比べるとかなりの巨体。さらに、飛行モードで翼を広げると、全幅は9m近くにも!

たった3分で
飛行モードになる

車体が飛行モードに移行するまでに必要な時間は、たったの3分。車モード時の最高速度は時速160kmで、最大700kmの距離を走ることができます。

こちらはコックピット。やっぱり空飛ぶ車だけあって、車の操縦席に近い印象ですね。

飛行モードのときは750kmの距離を飛行可能で、空中での最高速度は時速360km。

滑走路を使用する必要があるため、パイロットライセンスが必須です。現在はヨーロッパでのみ運転することが認可されていますが、AeroMobil社はアメリカでのリリースに向けても動いています。その後は、中国への導入も検討する予定だとか。

初期の受付は完了、
一般発売はいつごろ?

この車、すでに初期生産500台の予約受付は終了しているという盛況ぶり。価格は120万ユーロ(約1億4,000万円)〜150万ユーロ(約1億7,500万円)になる見込み。

空陸両用の車に乗れる日も、それほど遠くないのかも。

Licensed material used with permission by AeroMobil
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。