ミラノの寿司職人が閉店後にクリエイトする「スニーカー」
イタリア生まれの中国人シェフYujia Hu。彼の名前を覚えておいて損はない。もしかして、もしかすると、来年あたりTIME誌の選ぶ「最も影響力のある100人」に名を連ねるかもしれない、……くらいのインパクトだけはある。
若手スシシェフが手がける
“ニッチ”すぎる創作寿司
カリフォルニアロールやドラゴンロール、SUSHIバーガー、SUSHIブリトー、海外から届く“変わり種寿司(と呼んでいいものか…)”の衝撃的なビジュアルには、もう慣れっこになっていたはず。
ところが、だ。
ミラノのスシシェフYujia Huの感性は、完全にこちらの想像のはるか上を行っている。先にことわっておくと、彼はれっきとしたスシ職人だ。これらのクリエイションもすべて営業時間外に、趣味と研究(?)のために、制作しているという。
何というかもう、手さばきよりもそのアイデアに脱帽させられる。
まな板の横にスマホを置いて、シャリに海苔をはる。
細くカットした海苔を竹串でセット。
ネタは必要な部分だけ。もはや…握りではない。
魚の身の色も重要な要素。こうしてできるのが…、
ヘイ、おまち。“Shoe-shi”にござい!
NIKE “Original Sushi Sneaker” Air Jordan
VANS “Neta” Old School
ADIDAS “Nori” NMD
ADIDAS “Hu-giri”
Classic “Tuna” CONVERSE All Star
ADIDAS ORIGINAL “Simple Rice” Superstar
NIKE “Wasabi” Kyrie 2
YEEZY “Salmon” 350
彼のウワサを聞きつけ、イタリア代表のバスケット選手やプロのダンカー(エキシビジョンなどでダンクを披露する)次々と来店。Shoe-shiは、ファッションの都が認めるアイコンになりつつあるようだ。
あまりの人気ぶりに、こんなリミテッド・エディションまで登場。ポスターのほか、PC、スマホ用壁紙がオンラインで買えるらしいが…。
ここで味わいをどうこう言ったって仕方なし。まあ引いた目で見て、Shoe-shiも創作といえば創作だったとしても、やっぱり日本人として、最後にこれだけは言っておかないと。
Yujia、何してんねん(笑)!