脚色なしの「飾らない日常」を大切にしたカップルの記念写真

大切な人との大切な時間、場所、思い出を写真に残しておきたい。それはみな同じ想い。とりわけ結婚前のふたりならば尚のことでしょう。ここに紹介するのは、ノースカロライナ州のあるカップルのエンゲージメントフォトです。

飾らない日常こそ
大切なふたりの「記憶」

結婚を間近にひかえたメリンダとジョシュがエンゲージメントフォトに選んだロケーションは、住み慣れた自分たちの家。そこは、ふたりにとって個性がもっとも反映される場所でした。

撮影を担当したウェディングフォトグラファーのDevinと、何度かスカイプで打ち合わせを重ね、撮影当日もとくだん部屋を片付けたり、花を飾ったりせず、いつも通り普段着のまま飾らない自分たちでいることに決めたそうです。

ありのまま、普段と何も変わらない日常がそこにあるだけ。

こうして、お気に入りのBGMが流れるなか、ワイングラスを傾け、裸足の撮影がスタートしたました。

いま、この瞬間でしか残せない
ふたりだけの時間

プロポーズを受けてから式を挙げるまでのあいだに撮影する記念写真。欧米では結婚前のごく当たり前のセレモニーとして、どのカップルも撮影をするのだとか。でも、そこはやっぱり大切な思い出。どうしたって多少なりとも“脚色”はあるんじゃないでしょうか。

ところが、このカップルだけは違った。

みんな他人と違ったことをしようと、あれこれアイデアを考えているうちに、いつのまにか自分たちの想い出に色づけしてしまうんだと思います。

浜辺で腰まで海に浸かりながら抱き合ってみたり、ライトアップされた誰もいないガーデンでカクテルドレスとタキシード姿、なんてムーディーなツーショットがならぶDevinの作品のなかで、飾らないふたりがとても新鮮に写ります。

さりげない日常に「誠実で素直な愛のありかたを見せられた」、とフォトグラファーはのちにブログでこう感想を綴りました。

ところで、メリンダとジョシュはどうして自分たちの家にこわだったのでしょう。

この先、新しい家に引っ越したとしても、「ふたりが最初に過ごした場所」を大切な記憶にしたかったんですよね。

そして今月、ふたりは結婚式を迎えるそうです。

Licensed material used with permission by Devin Robinson
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。