毎月同じ場所で、写真を撮り続けた老夫婦。妻が他界するまで…

フォトグラファーのKen Griffithsさんは12ヶ月間にわたり、毎月まったく同じ場所で、一組の老夫婦を撮り続けました。

その幸せな日常と、最後の1枚で知る安らかな終わりに、少しセンチな気持ちになる作品です。

「死」がふたりを
分かつまで

イギリスのイースト・サセックスで暮らしていたSweetman夫妻。ふたりは毎月、自宅前の庭に並んで写真に収まりました。

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

1ヶ月目。互いに寄り添い微笑むSweetman夫妻。

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

4ヶ月目、春の庭。のびのびと広がる緑に囲まれた幸せそうなふたり。

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

8ヶ月目、雨の日。奥さんが濡れないように傘を傾けるご主人。

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

そして、12ヶ月…

Courtesy of Michael Hoppen Gallery

同じ場所にひとり佇むご主人。

隣に寄り添う奥さんの姿は、もうありません。その穏やかな視線の向こうに、彼は何を見ているのでしょうか。

よく晴れた日も雨の降る日も。同じ場所でそっと寄り添いカメラに目を向ける老夫婦。その優しいまなざしは、きっとお互いに向けられていたものだったのではないでしょうか。

Top Photo by Courtesy of Michael Hoppen Gallery
Licensed material used with permission by Ken Griffiths
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。