「初めてのSEX」について、あなたは親にどこまで話せますか?
登場する子どもは、たぶん私と同世代の20代。親と一緒に呼び出されて、向かい合って座る。何を話すのかと思っていたら、「Cut.com」が出したお題は、「初体験を親に話してみて」でした。
日本人だったら、だんまりになってしまって企画が成り立たなかったかもしれません。が、さすがは海外。5組全ての親子が、笑いながらも「そこまで言っちゃう!?」ってほど赤裸々に話し始めるのです。
Q:いつロストヴァージンしたか、わかったりする?
母:「う〜ん……14歳くらいかしら?」
娘:「!?」
娘:「私の初体験は2回ある。1回目は男性、もう1回目は女性。ママ、どういうことかわかる?」
母:「両方と経験済みってことね」
娘:「good job」
母:「正確にわかるわよ。洗濯物の山から、あなたの汚れた下着を見つけたから(笑)」
娘:「ああ……」
父:「ちょっと、ママ……」
やっぱり実家暮らしなら、気をつけるべきは洗濯物とゴミ箱ね。私なら、絶対バレないように自分で洗うけど、そのまま洗濯カゴに入れるなんて無防備……それは気づかれても仕方ない。
Q:foreplayはしたの?
母:「ほら、ベッドに入ってから色々段階があるじゃない。ステップ1,2,3,4……」
息子:「そこまで話すの!?」
息子:「3はスキップした」
母:「スキップ?」
息子:「うん、たしかそうだった」
母:「あら、よく3をしないでいられたわね」
英語で言うと「4base」。日本語ではA,B,Cなんてよく使うけどね。3が何か分からなかったら、「Sexual bases」でgoogle先生に聞いてみて。とても私の口からは……。
息子:「僕は初めてだったけど、彼女は違ったんだ。だから、リードしてもらったよ。彼女がその……カウガールできるって言うから」
父:「カウガールってなに?」
息子:「マジかよ」
父:「なに?わかんないよ(笑)」
息子:「ほら、カウボーイを想像して。牛にまたがるアレ」
父:「ああ!」
経験豊富なお姉様だったようで、何よりです。
Q:で、気分はどうだった?
母:「痛かった?」
娘:「ううん、よかったよ(笑)」
母:「本当に?」
娘:「うん、大丈夫」
母:「初めてで、相手がクライマックスだった時、自分も一緒になれた?」
娘:「無理だった(笑)」
母:「私も!ねえ、あなたはどうだった?あ、男に聞いても仕方ないわね」
母親ならまだしも、父親とも話せるなんて……。
Q:避妊はちゃんとした?
息子:「したよ」
母:「種類は?」
息子:「え?覚えてない」
母:「ねえ!ブランドの種類を聞いてるんじゃなくて、避妊方法を聞いてるの!」
息子:「ああ、そっちか!」
わかってるとは思うけど……
母:「セックスは悪いことじゃないわ。でも、お互いに思いがあることが大切なの。友情でも、愛情でも」
娘:「うん、わかってるわよ」
お酒を飲んでいるならまだしも、気分はよかった?避妊はしたの?という質問にも、シラフであっけらかんと答える姿に、私はただただ「すごい」と思ってしまいました。
5組中、避妊をしていたのは半数。なかには娘の告白に、泣いてしまうお母さんも。こんな機会がなければ、自分ひとりで抱えてきた性の悩みを打ち明けるのは、難しかったのでしょう。
もし相当な量のお酒を飲んだとしても、私はここまでディープな話は出来そうにありません。けれどビデオの中でとても印象的だったのは、子どもたちの回答はそれぞれ違いましたが、親はみんな同じように心配している姿でした。お母さんって、なんでもお見通しなんですよね。
ちなみにこのほかにも、オーラルセックスはしたの?時間はどのくらいだった?など、かなり突っ込んだ質問もありますよ。