結婚式の2日前に、亡くなった「夫の思い出」が蘇ったおばあちゃん

Jordyn Jensenは、23歳で結婚することを決意した。花嫁である彼女にとってドレス選びは重要なこと。

故郷にある30店舗以上のドレスショップを探したけれど、納得できるウェディングドレスは一着もなかったそう。でも、そのことにより、愛する祖母へのプレゼントをひらめいたのだった。

亡くなったおじいちゃんの
愛する「2人の花嫁」

Jordynが選んだのは、74歳のおばあちゃんが49歳の若さでこの世を去ったおじいちゃんとの結婚式の時に着ていたウェディングドレス。

結婚30周年を祝う数ヶ月前に病気により亡くなってしまったおじいちゃん。生前は家族を愛し、大切にする頼りになる男性だったそう。どんなことでも努力して助け合う2人は、子どもたちから見ても、夫婦としての良い見本であったと言う。

今年の9月23日に結婚式を挙げたJordynだけど、実はおばあちゃんにお披露目したのは挙式の2日前。それには特別な理由がある。

大勢の前で思い出のドレスでサプライズするのではなく、おばあちゃんだけの特別な日にしたかった。

孫娘の思わぬ姿を見て、おばあちゃんは驚きのあまり、初めは声を出すこともできなかったそう。その時、唯一発したのは、「1962年!わー!」という言葉。きっと、1962年に結婚した時のことが、頭の中で駆け巡って出た言葉なのだろう。

少ししてから彼女はJordynを抱きしめながら、こう告げた。

このドレスを着て、高校生の頃からずっと愛していた人と結婚したの…。あなたと同じよ。

おばあちゃんからの言葉に胸が熱くなったJordyn。実は、祖父母と同じように彼女も中学2年生の時からずっと付き合っていた彼とゴールインしたのだった。

祖母のためのサプライズだったけれど、私にとっても一生の思い出になりました。祖父母の“愛の歴史”、それに自分たちのこれからを、ずっとこの先も繋いでいきたい。

そう彼女は語っている。おばあちゃんから孫に引き継がれたのは、ヴィンテージのドレスだけじゃなかった。

Licensed material used with permission by Kortney Peterson, Jordyn Jensen,
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。