ノルウェーの「海底レストラン」に、いま世界中が注目している。

ノルウェーを代表する景勝と言えば、豊かな大自然にオーロラ、U字谷に海水が入り込んでできたフィヨルド地帯。スポットライトが当てられるのはだいたい峡湾だけれど、このニュースが飛び込んできてからは、それが一転。

今は「ノルウェーの海」に、期待が高まっているんです。

“海底世界”へようこそ

2019年3月にオープン予定の「Under」は、ヨーロッパ初の海底レストラン。水深は約5mで、海洋の変わりやすい気象にも耐えられるように、厚さ1mのコンクリートで覆われた設計になっている。手がけたのは、国立オペラ・バレエ劇場などで世界建築賞を受賞した「Snøhetta(スノヘッタ)」。

シャンパンバーも併設された3階建てで、予定されている収容人員は100人前後。実現すれば世界最大規模だ!

照明をあえて暗めの深い青と緑に統一しているのは、海底と中和する色を全面に使うことで、海の生き物の住処を壊したり、邪魔にならないように。

位置するのは、ノルウェー最南端の岬「Lindesnes(リンネスネス)」

ノルウェーの大西洋には、たくさんのクジラとイルカが生息しているから、ホエールウォッチングを申し込まなくても、運が良ければ急接近できるかも。

海底に足を踏み入れれば、人間はあくまで「お客さん」。彼らの生活を乱すことなく、お邪魔させてもらうというスタンスなのだ。 

上から見ると、こんなふうに地上からスコープを差し込んでいるようで、独特なフォルムになっている。

環境には優しくね
「海洋生物の研究所」だもの

営業時間外は、海洋生物の研究センターとして利用するそう。外壁は、二枚貝や珊瑚が付着できるコンクリート材を採用していて、海のみなさんの新しい住処としても提供。海のクリーンシステムを、手助けしてくれる。

1年中海面の温度がほとんど変わらないことを利用し、室内に熱を送ったり、冷却するヒートポンプの技術も利用するみたい。

地球に優しく、持続的なエネルギー開発の最先端をゆくノルウェーでの挑戦だから、これからの<エンターテイメント商業>としても、新たなモデルになってくれるだろうと期待されている。オープン2年前にして、世界中のメディアに注目されている、第2の理由がこれだ。

しばらくは予約殺到だろうし、2020年を過ぎないと実際に行くのは厳しいと思うけれど、人生で1回はここでシーフードを食べてみたい。

Photos byMIR and Snøhetta
Licensed material used with permission by Snøhetta
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