「ダンボール」と本気で向き合ってきた。気づいたら20年以上も。

ペットボトル爪楊枝など、一つの素材にこだわるアーティストたちがいる。表現者として情熱を注ぎ続ける彼らだけど、その素材と向き合った年数が増すほど、ちょっとした「異常さ」を感じてしまう。まるで、運命の相手に出会ったかのように、全てを知り尽くそうとしているように見えるから。

また、ここにも一人……。

ダンボールが、
何もかも満たしてくれる

現在43歳のJames Lakeがダンボールアートに目覚めたのは、17歳の時。約26年もの間、ずーっと同じ素材で彫刻を作ってきた彼に、どうしてダンボールにこだわるのか聞いてみたところ。

まず、手に入りやすいし、軽い。特殊な設備もいらない素材だし、アートスタジオもいらない。それに、繋ぎ合わせればデッカイ作品をつくることもできるんだ。

と、結構あっさりした答えが返ってきた。でも、とにかく彼のアーティストとしての欲求をすべて満たしてくれる存在なんだなって。それはまるで、痒い所に手が届く最高のパートナーみたいだって私は思ってしまった。

骨格に木や鉄を使うものの、表面はすべてダンボールを接着剤で繋ぎ合わせている。近くで見ると、各部位ごとに“ダンボールの表情”を生かすように、びっしりと。

軽い素材のはずなのに重厚感が漂うというか、彫刻に貫禄を感じてしまうんだ。

Licensed material used with permission by James Lake
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