おしゃれな農家が世界をオモシロくする「The CAMPus」

きつい・きたない・きびしい、といういわゆる仕事の「3K」に加えて、稼げなくて・結婚できない、を加えた「5K」…なんてひどい言われ方までされてきた日本の農業。

はたして本当にそうなのだろうか?

海外も含めて視界を広げてみれば、暮らしにおける「環境にやさしいこと」や「オーガニックであること」または「自然から離れすぎない」というキーワードを、きっと多くの人が日常的に目にしているだろう。そこから実際にオーガニックで自然に近いライフスタイルを望んだ場合は、「農業」や「農的なライフスタイル」こそが切っても切り離せない、大切な生き方の指針となる。

そこで、農的なライフスタイルを学ぶ場としてオンライン上に登場したのが「The CAMPus(ザ・キャンパス)」だ。

これまでありそうでなかった農学校とは一体どんなものなのか。まずはこの、わかりやすい動画を見ることをお勧めする。見終わったとき、あなたも少し「農」に近づきたいと感じるかもしれない。

コンセプトは、
世界を「農」でオモシロく。

食べずに生きていける人は、ごくわずかな例を除き、存在しない。人が食べ物を必要とする限り、それを作る「生産者」が存在する。生産するということは創造することだと考えてみれば、農を中心とすることで世界はもっとクリエイティブになれる、というのがこのプロジェクトの理念。

そしてこの理念に基づいたプロ農家、または農的暮らしを営む魅力的な人たちが「教授」という名称で「The CAMPus」に参加し、彼らが年月をかけて体得してきた農法や暮らしのポイントを教えてくれる。

そう、The CAMPusはただの「農業メディア」ではなく、メディアの形をとった農業のオンラインスクールなのだ。

農業が辛くてダサい時代は
終わろうとしている

教授たちは、みんなそれぞれに独自の哲学とスタイルを持つ。地に足をつけ、気候を読み、植物たちと対話する日常によって身についた落ち着きと自信。読み進めるほどに思わず「かっこいい…!」とつぶやいてしまう教授に出会うだろう。

農園でのドラマチックな日々をうらやましく感じたり、丁寧な仕事を尊敬したり、楽しそうな家族や仲間との暮らしに憧れたり。そうしているうちに、気付けばあなたが心の奥底で求めていた ”生き方” が見つけるかもしれない。

こんな存在を待っていた。
新しい役割=「ナビゲーター」

さらに、The CAMPus最大の特徴とも言えるのが「ナビゲーター」という存在。彼らは教授を取材し、写真や文章を通して教授から得た学びを発信する。生徒にとっては、教授との接点にもなる実に大切なポジションだ。

その他にも、実地研修として開催されるリアルイベントも企画、生徒たちがより具体的に学べる機会を作り出してくれる。

消費するだけではなく
「作り出す」楽しさ

11月30日に開校したてのThe CAMPusでは、現在も多くのメンバーを募集中。

生徒として学び、自らの「農」を感じるもよし。ナビゲーターとして能動的に参加するもよし。もちろん「伝えたい!」と教授に立候補することだって受け付けている。いずれの参加方法も共通しているのは、自ら進んで「食べ物を作り出す」という意思表示をしてること。

消費するだけではない、作り出すことの楽しさと幸福感。The CAMPusで得る ”新たな何か” は、きっとあなたに ”豊かな何か” をもたらしてくれるはずだ。

取材協力:The CAMPus
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。