未来のクルマは、縦にも移動する!?

「LA Auto Show's」は、未来の都市と新しい移動手段のデザイン発表の場として、毎年開催されているイベント。2017年のファイナリストのひとつが、オートモビリティー「oiio」です。

イメージ動画は、まさにSFの世界。自動車と呼ぶのも少しためらってしまう奇抜なデザインです。

あくまでも構想ですが、もし実現したら…と想像力を掻き立てられる内容をお届け。

3つのパーツに分かれた
透明な「自動車」

彼らが提案したのは、そもそも現在の自動車を「人が入るための透明なキャビン」「動力となる車輪付きモーター」、そして「垂直移動用モーター」の3分割にしてみてはどうか?ということ。

同じルートを上下左右に行き来し続けるモーターに、キャビンが取り付けられることで移動を可能にする仕組みのようです。エンジンをシェアする感覚に近いかもしれません。

すみません。先ほど、さらっと「垂直移動用」と書いてしまいました。そう、従来の横方向に加えて縦方向の移動をも可能にするのが、本構想の大きな特徴なのです。

もし実現した場合、街の道路はこのように変化するのではないかというイメージもあわせて発表されています。

少しわかりづらいですが、多くの白い粒のようなものが「oiio」。壁面道路を上ったり下りたりして移動します。

ロサンゼルスなどはアメリカ国内でも渋滞の多い街と言われていますが、このシステムが導入されれば解決へと向かう可能性も?

近年はさまざまな未来の車が提案されますが、中でも一際異彩を放つ「oiio」。それを「未来」と呼べるのは今だけで、近い将来に私たちの生活に浸透していることも否定はできません。

最後に、上で説明した仕組みがいまいちイメージしづらい、という人も多いと思うので動画をどうぞ。こんなこと言うと元も子もないのですが、こちらのほうが圧倒的にわかりやすいはず(苦笑)。

Licensed material used with permission byoiio studio
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。