空調設備もあり。近未来の「自転車ハイウェイ」

建設されればされるほど、生み出される電気は増え、環境に優しい街が形成されていく。

建築家Richard Moretaさんがデザインしたのは、ゼロエミッション化を実現する街づくりの第一歩となる「自転車専用ハイウェイ」だった。

排気ガスを減らし
電力を作り出す

Richardさんが自転車に注目したのは、排気ガスを出さないからだった。自転車のインフラを発展させて多くの人に車やバイクから乗り換えてもらう、というのが彼の狙いだ。

この高速道路は天候に左右されない設計になっているし、暑すぎたり寒すぎたりする日にも耐えられるように空調設備がととのっている。

自転車を持っていない人のために、電動バイクを借りられるシステムも導入予定とのこと。なによりも、利用する人は交通渋滞に巻き込まれる心配がなくなる。

ソーラーパネルと風力タービンが屋根の上に取り付けられているため、ハイウェイで使用する電力はすべて自家発電でまかなえる。もしも余ったら、それを街灯などに利用してもらうために、街に電気を供給する仕組みも考えているようだ。

Licensed material used with permission by Richard Moreta

<スマートシティを実現するためのプロジェクト>

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。