創造性が試される「勝手サンド」でホームパーティ

家飲みの料理メニュー、それこそ目的によって、お酒の種類によってもさまざまでしょうけど、これを買い出しから下準備、調理までぜーんぶこなすとなると、もてなす側は結構しんどいもの。

そこで、パーティーラバーのCory Baldwinよりこんな提案。具材をあれこれ用意しての「ブレックファストサンド」。ゲストが好きなように具材をパンにはさんで楽しむスタイルだとか。

これならある程度は人まかせ。“勝手丼”の要領で、誰のサンドイッチがおいしいかなんて具合に楽しめそう。

ゲストが好き勝手にはさむ
サンドイッチでおもてなし

読者の皆さんはどうかわからないけれど、私は友だちを自宅に招くとなると、かなり張り切ってしまうタイプ。パーティー料理の見栄えだってそれなりだし。

例えば具材をぎっしり詰め込んでプロシュートを巻いた、豚ロースをきれいにカットしたり。誕生日にはニューヨークで名の通ったパティスリーのショーウィンドウにありそうなコンフェティケーキをつくったり。

思い返せば、それなりにドタバタも。クリスマスイブにオーブンに火をつけちゃったり(これ以上は書けませんw)。ゲストたちと楽しむ暇もなく、汗だくになりながらキッチンでひたすら作業するパーティーが何度もあったり。

けれど月日が過ぎていくうちに、余裕を持てるようになった気がします。料理にかける時間が減り、友だちとの時間が増えてきました。こうする

でも月日が過ぎていくうちに、もっと余裕を持てるようになった気がします。料理にかける時間が減り、友だちとの時間が増えました。そのため私が愛用しているのは、事前に用意しておけるブランチフードなんです。

©James Ransom

最近のお気に入りは、テーブルに卵やお肉、パン、トッピング、それからソースを並べて、ゲストに自分好みにつくってもらう「ブレックファストサンド」。

サンドイッチにはさむ具材は、前以て用意しておけるものばかり。ゲストが到着する直前にオーブンで温めておきたいものもいくつかあるので、この手軽さがちょうどいいんですよね。なんだか力が入らないときには、スーパーで具材を調達して、見た目のいいボウルやお皿に盛り付けるだけでも様になるし。

イチバン何がいいかって、ゲストがそれぞれクリエイティビティを発揮できるところ。相性の良さそうな具材を揃えてさえおけば、基本的に何をどう組み合わせ用が失敗はありませんから。

シンプルなものが気分ならそれもOKだし。個人的にはアッと驚かせたいけど、みんながみんなそうある必要もありません。もしかしたらベーコンエッグチーズの気分かもしれないし。

このブレックファストサンドでパーティーを主催するなら、ぜひ以下のティップスを参考に!

01.
バラエティに富んだ具材を
ちょっとずつ用意する

©Bobbi Lin

組み合わせに限界なんてありません。が、私のロジックでは、卵、チーズ、お肉、野菜、ソース、パン、それぞれのカテゴリに対して、少なくとも3種類用意しておけば、組み合わせもグンと広がります。

もう少し豪華さを演出したいときには、フルーツサラダハッシュポテトを添えて。こんなアイデアはいかがでしょう。

・卵料理:
目玉焼き(固焼きでも半熟でも)、もしくは卵をフリッタータスタイルに(詳細はこちらに記載)。

・チーズ:
タレッジョ、ブリー、フォンティナなど、提供するチーズは溶けやすいものをチョイス。

・お肉:
ベーコン、ソーセージ、ベジタリアンソーセージ、チョリソー、スモークサーモン、プロシュート、カントリーハム、ハンバーガー用パティもイケます。

・野菜:
ほうれん草のソテー、チャード、ケール(ベビーケール)、ルッコラ、スライストマト、バジル、イタリアンパセリ、パクチーなどのハーブ、スライスアボカド(野菜じゃないけど、それはさておき) 。

・味付けに: 
クリスピーフライドオニオン、ピクルス(きゅうりでもビーツでもなんでもOK)、ハラペーニョのピクルス(甘漬けでも可)、ザワークラウト、唐辛子、エブリシングベーグルトッピングなどのスパイス類。 

・ソース:
チリオイル、ホットソース、オランデーズソース、ジャム、アイヨリソース、はちみつ(詳しくは下部へ)

・パン:
デリロール、ビスケット、ベーグル、フォッカッチャ、バゲットなど。ちょっと外したいならワッフルをスライスしたり、焼きドーナツなんかもオススメ。

02.
オーブンを有効活用

なんだってクッキングシートに乗せてオーブンで焼いちゃえば、キッチンを汚くしないで済む上、いっぺんにたくさん用意っできるから楽チンです。

・ベーコンとソーセージ:
油分が下に落ちるよう、一番上のラックにトレーを乗せてチン。そうすれば、出すときにペーパータオルが油だらけにならずに済みます。

・卵はまとめて調理:
マフィン型をバターで拭き、大さじ1杯の水を入れて、卵を割ります。180度で8〜10分ほどオーブンに入れれば、ポーチドエッグのできあがり。

・もしくはクッキングシートに割っちゃう:
スクランブルエッグもいいし、クッキングシートの上で割ってフリッタータ風にすればゲストも大喜び。できあがったフリッタータは四角くスライスしてプレートに盛りましょう。あるいは、切れ目だけ入れてトレーのままだしてもOK。

・トースターがなくても問題なし:
パンだって、クッキングシートを敷いたトレイの上で焼けちゃいますから。

・どうせなら付け合わせの料理もオーブンで:
朝食用のポテトもオーブンで簡単クッキング。たとえばハッシュポテトもクッキングシートを敷いたトレイに乗せれば簡単。スペースが足りなければ、コンロの上でフライパンサイズのハッシュポテトをつくるのもよし。

03.
ここぞとばかりに作り置き

すでに卵はまとめて焼いているでしょうけど、ソースやドリンクだってまとめてつくり置きが理想。早速紹介していきましょう。

・“一人三役”ソース:
自家製アイオなんかは、いくつかのボウルに入れて、いろんな味付けを楽しんじゃいましょう。ペストやハリッサ、それからチミチュリ、レモン、ガーリックなんかを加えて。市販のマヨもいいけれど。やっぱり自家製で!

・ブランチカクテル:
ブランチカクテルは、ピッチャーに入れて提供するれば、バーテンダー代わりをしなくて済みます。ノンアルコールの需要がありそうならば、ブラッディ・マリーやミモザなどの鉄板ドリンクのチョイスが吉。その際、お酒は自分で混ぜるスタイルに。そうすれば、お好みの分量を注げるはず。

・大勢にふるまうコーヒー:
カラフェをいくつも淹れられるコーヒーマシンなんて、なくたって平気。数日前からキンキンに冷やした強めのコーヒーを作り置きしておきましょう。それさえあれば、あとは牛乳もしくはお水を混ぜるだけ。アイスでもホットでもいただけますよ。

©Food52
Written byCory Baldwin
Top image: © iStock.com/locrifa
Licensed material used with permission by Food52
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