自分のためにお花を買いたくなる、花の活け方

誕生日、お祝い、送別会、誰かに贈るための花は買うのに、自宅に飾るためのお花を買う機会がほとんどありません。花のある暮らしに憧れてはいるものの、花瓶と呼べるようなものもなく、花の種類も活け方もよくわからない。

そんなとき手にしたフラワーアーティストのCHAJINさん著『きょうの花活け 花あしらい101の見本帖』(誠文堂新光社)。私にも花のある暮らしが始められるかも、そう思える一冊でした。だって自由な発想で、家にある器を使ってできる簡単な活け方を紹介しているから。

著者のCHAJINさんはこう言います。「迷わず活けよ、活けばわかるさ!」

マグカップを使っちゃう

マグカップ!その手があったか…と納得。結構使ってないのありますしね。「柄があったっていい」とCHAJINさん。個性がある柄でもチャレンジしてみたら意外とよく見えるかも。

捨てられない、
お気に入りのガラス瓶に活ける

香水の瓶、飴が入っていた瓶、おしゃれなジュースの瓶とか、使い道はわからないのに捨てられない。そんな時こそお花を活ける!写真みたいに、瓶の絵と同じ花を活けるなんておちゃめですよね。

枝はくるくるっとしてみる

桜の枝をくるくるしてる…。こんな発想ありませんでした。家にある深皿でも良さそうだし、やってみたい。

水にぷかっと浮かべてみる

あ、浮かべるだけでこんなにかわいいんだ。玄関に置いたりしたら、帰ってきた時に癒されそう。

器のフチに“頭”をのせる

ちょこんっと頭を乗せて寝てるみたい。簡単そうで、すごくセンスがあるように見えますね。

花活けの基本も教えてくれる

この本は、他の活け方ももちろん、その前に知っておきたい基本の「水のお手入れの仕方」や、「茎の切り方」もイラスト付きで教えてくれます。愛猫ウーロンちゃんも登場しますよ。

最後にCHAJINさんの言葉をご紹介します。

花は、生きるうえで絶対に必要なものとも違うかもしれませんが、そばにあれば、幸せの引き出しが増えると言いますか。すぐに実感できる喜びとも少し違い、じわじわと沁みてくるような、ゆっくりと心の中に広がってゆくような感覚かもしれません。そんな小さなしあわせ気分を、花活けを通じて知って頂けたらと思います。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。