机の上にそっと咲く、鉛筆削りから生まれた「紙の花」

鉛筆を差し込み、くるくる回すと”花が咲いた”ーー。

だれでも一度は経験があるかもしれません。捨てるにはもったいない輪冠状の削り屑。そこに着目したのが、日本人のデザイナー・三澤 遥氏です。
以下の写真は、紙の魅力を紹介した竹尾ペーパーショウ「SUBTLE」に展示された2014年の作品。グラデーションを施した巻紙を、鉛筆削りで削りました。

世界にたった一つの、
紙の花びらたち。

そっと机の上に咲く「紙の花」。三澤氏によれば、力加減によって、厚ぼったくなったり、透けるほど薄くなったりするため、一つとして同じものは生まれません。一度削ると、もう一度削りたくなるのだとか。

作品名:紙の花/PAPER FLOWER。
竹尾ペーパーショウ「SUBTLE」への出品作品。

Photo by amana group
Licensed material used with permission by 三澤デザイン研究室
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。