海鮮のまち・宗像で味わった、ちょっと意外な「地元料理」

福岡県宗像市といえば、海鮮というイメージがありました。
実際に行ってみても、海鮮がすごくおいしい土地であるのは間違いない事実。だけど、それゆえに、毎食が海鮮になりがちで、そして、気軽に食べられるので、お昼に食べがちだということに気がつきました。

もちろん、昼も夜も海鮮尽くしというのも幸せな話です。
でも「夜ご飯はちょっと違ったものも食べてみたい」という人がいたら、自信をもってオススメしたいのが「ムナカタ キュイジーヌ イシダ」です。

住宅街の中の隠れ家に

「ムナカタ キュイジーヌ イシダ」はシェフ一人ホール一人、ご夫婦で営むお店です。住宅街の中にあり、看板は特に出ていません。

「迷われませんでしたか?ひっそりやっているもので(笑)」

まず第一声に、奥さんがこうおっしゃるくらいには、結構な隠れ家度合いでした。google mapのナビにしたがって進んで行くと、黒い板塀の建物の横に到着しますが、そこが目的地で合っています。

5321134237024256

店内は、とにかく可愛いです。
壁に飾ってある動物のオブジェとか、要所要所のディスプレイとか、なんかもうそれだけで期待感が高まります(早い……笑)。

宗像の食材を、
フレンチの技法で。

「その時期、その日においしいものを」ということでメニューは日替わり。取材当日(2月下旬)いただいたのはこちら、4500円のコース料理です。

【ドリンク】

5780858141147136

「フランスロワール地方のスパークリング」

【アミューズ】

6490739194200064

「ジビエのテリーヌ、キンカンのコンポートとリンゴを添えて」
宗像でとれたイノシシとカモを使っているんだそうです。

【オードブル1】

5831656061534208

「カワハギのタルタル」
添えられているのは、カワハギの肝、つくしのマリネ、えび、紅大根に有機栽培の食用花、カラスミ。

【オードブル2】

5962592434520064

「コウイカと温泉卵の料理」
コウイカのボイルに、パルメザンチーズとエダムチーズ、カリフラワーのピューレ。

【パン】

5893876179009536

お店で焼いている「全粒粉のパン」は好評なんだそうです。

【スープ】

6530128205053952

「カブのスープ」
上のほうはスチームミルクになっています。

【ドリンク】

6527831068639232

次がお魚ということで、お魚に合う日本酒をお願いしたところ、こちらが。この日のお魚の味つけと相性がいいんだそうです。

【お魚】

5503752488353792

「ヒラメのポワレ、イカスミのリゾット、菜の花を添えて」

【お肉(むなかた牛)】

5420728623038464

「むなかた牛のランプ」
お店の敷地内で育てたという新タマネギと一緒に。

【デザート】

6546628529881088

「フキノトウのアイスクリーム、宗像産あまおうのスープ仕立て」

【お茶】

6569998252244992

「ホワイトオーチャード(フレーバーティー)とチョコレートのテリーヌ」
お茶は9種類から選ぶことができました。


言うまでもなく、どれもとてもおいしいです。
でもそれは、写真から感じとっていただくとして。

同じくらい印象に残ったのが、ご夫婦お二人の「真摯さ」でした。

さかのぼること予約時、ご主人に苦手な食べ物などを丁寧にヒアリングしていただけました。「楽しみにしています」と話を終えると、「こちらこそ、楽しみにしております」と。

そして当日、一品食べ終わるちょうどのタイミングで次の一品が出来立ての状態で出てくる感じとか。

お二人の真摯さを感じる場面がたくさんあって、そのたびに密かに感動していました。

宗像の夜に
最高の「ムナカタ料理」を

4661151845580800

ご主人の石田さんは、宗像市のご出身。
食べ物がおいしいことでも有名な福岡県・中央区のレストランに15年勤務ののち、約3年前に宗像でこのお店をオープンされました。ご主人の中で「最終的にお店を出すなら宗像で」というのは割りと昔からの決定事項だったそうで、理由もとてもシンプル。「宗像にはおいしいものがたくさんあるから」だそうです。

毎日の仕入れはすぐ近くにある「道の駅むなかた」で。地元の旬がたくさん集まる場所でこそ、その日に最もおいしいものが手に入るというわけです。

ちなみに、お店の名前にある「キュイジーヌ」は、「料理」や「料理法」とも表すフランス語ですが、このお店には、「台所」という意味が込められています。つまり、お店の名前は「宗像の台所」。宗像の恵みをたっぷり使ったコース料理は、まさにその土地を表現するものでした。最高の「ムナカタ料理」と丁寧なおもてなしで、ちょっと特別な夜を過ごすことができたのでした。

munakata cuisine ishida(ムナカタ キュイジーヌ イシダ)
住所:福岡県宗像市神湊892-11
TEL:0940-62-0277
定休日:月曜日、第1・第3日曜日 ※祝日の場合は翌日が定休日
営業時間:ランチ 11:30〜15:00(13:00os) ディナー 18:00〜22:00(20:00os)、 前日までの要予約

■お料理はコースのみ
ランチ 2500円、3500円、4500円
ディナー 4500円〜
※記事内【ドリンク】は別途料金
※価格はすべて税別

Photo by JAPAN LOCAL
取材協力:宗像市
福岡県宗像市の観光ではずせないのが海鮮。なかでも、全国的に有名な佐賀の「呼子のイカ」と同じ玄界灘の漁場でとれたイカは、高い鮮度のまま水揚げされるので絶品で...
福岡県宗像市は、神様や伝説とゆかりがあるまち。ゆえに、俗に言う“パワースポット”のような場所がいっぱいあるんです。2017年7月に『「神宿る島」宗像・沖ノ...
「宗像大社とかけて、“たいちゃ”なんて言われたり……」って言葉から出会った「玄海食堂 温や」の鯛茶漬けが神級のおいしさでした。どんぶりとして食べて、もう半...
お茶は精神世界とつながっている。よくこんな表現がされますが、お茶を飲むことが私たちの創造力に磨きをかけてくれるという研究結果が出たようです。Valerio...
体の内側からキンキンに冷やしてくれるデトックスウォーターの紹介です。
醤油のラベルにでかでかと書かれた「パン」の文字。なんだこれは! 意外や意外、手がけるのは宗像神湊にある「ナカマル醤油醸造元」。創業は1850年(嘉永三年・...
福岡県宗像市でビーチ乗馬体験ができる「カナディアンキャンプ乗馬クラブ」。特別必要な持ち物はなし。動きやすい格好で、ということだったのでスカートをさけて現場...
福岡県・宗像で、海を見ながら刺身を食べる体験が最高でした。「鐘の岬活魚センター」では、いけすで元気に泳ぐ魚をその場で捌いてもらえます。見事な手さばきに感動...
福岡県・宗像市にある上陸できない世界遺産「沖ノ島」を最も実感できるものに出会いました。その名も「沖ノ島朱(おきのしまあか)」。沖ノ島朱は、偶然と偶然が重な...
大きなスクリーンで映画鑑賞しながら、テーブル付きの座席まで運ばれてくる本格的な料理を味わい、ビールやワインに酔いしれるーー。そんな映画館が2016年4月2...
夏にピッタリの辛口白ワイン!「ヴィーニョ・ヴェルデ カザルガルシア」はボルトガル特産の微発泡性ワインとして有名な1本。世界中の料理となんでも合ってしまう味...
福岡の食は「安くてうまい」=「夜がとても楽しい」と、よく言われます。じゃあその醍醐味を100%味わうには? ということで、5,000円で楽しめる「はしご酒...
「地元・浜松の人にも知ってもらいたい」。オーナーの山﨑浩さんがそう語るのは、浜松の春野町を中心に獲れる鹿や猪のお肉を使った「ジビエ料理」のこと。わざわざ足...
新しいもの、おいしいものが好きな博多の人たちには、嬉しいニュースかもしれません。Bean to Barの火付け役のひとつとも言える「ダンデライオン・チョコ...
日本ではオリーブ=小豆島といったイメージがが強いですが、今九州産オリーブもジワジワと話題になっています。ジワジワといっても、その人気は相当なもの。なんせ発...
沖縄・南城市の小高い山の上にあるレストラン「BE NATURAL」。佐敷城跡近くにひっそりと佇んでいます。とはいえランチもディナーも、地元の人やウワサを聞...
一本釣りカツオ日本一の街でもある宮崎県日南市には、“おいしい魚” を食べさせるお店がたくさんあります。居酒屋もあれば、コース料理で楽しませてくれるところも...
サンフランシスコ生まれの「The Chiller's Pack」は、クーラーが付いているバックパックです。缶ビールをキンキンに冷やせるようになっています。
福岡の中心部・天神エリアから地下鉄で約8分の中央区六本松にある「SEN&CO.HOSTEL」。住宅街にひっそりと建つここは、1階はカフェ兼フリースペース、...
愛媛県にある、西日本でも有数の港町「八幡浜」。地元の人も通う、おいしくてコスパのいいお店に繰り出してみました。一軒めは、笑っちゃうほど絶品なお刺身が食べら...
高崎パスタ、焼きまんじゅう、おっきりこみ。小麦がたくさん獲れる群馬県では、ソウルフードのひとつとして、よく「粉もの料理」が食べられます。そんな群馬県民が愛...
福岡のソウルフード「おきゅうと」は、エゴノリという海藻を煮固めたもので、小判形にした食材。それをクルクルと巻いて、細切りにして食べます。薬味や味付けはそれ...
がんばって仕事をしている自分に、ご褒美の「お菓子」。オフィスならばよく見る光景です。でもそれで満足できないなら、心ゆくまでお菓子を堪能できる「ホステル」な...
博多独特の手締「博多手一本」のリズムで展開していくチルな動画は、アメリカ人YouTuber・Benの視点で導かれていく。まぁ、まずは見てみて。