ふたりの距離をはかるのは「喫茶店のテーブルの上」

 

「喫茶店のテーブルの上」ってちょっと面白い。
対面で(並んで)座っている人どうしの距離が、とっても表れる気がして!

お仕事の打ち合わせ、公の場ではしづらい話をするとき、ひとりでゆっくりしたいとき、喫茶店の用途って幅広いと思うんです。レストランやお酒を飲むところに比べて。だからこそ訪れる人たちの距離感もさまざまで。

ふたつのカップの近さ
灰皿に溜まったタバコの量
お砂糖の位置まで

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ふたりの距離を表す要素はいろいろ。カップがふたつあるのに、読みかけの雑誌が1冊あれば、ふたりでいるのに片方が雑誌を読んでいてもいい距離感なんだな、とかね! 

「ただただ、喫茶店でたわいもない話ができる」っていい。店員さんも怪訝な顔をしちゃうくらいのコーヒーのおかわりと、灰皿を埋めるくらいのタバコと。

そうそう、あす4月13日は「喫茶店の日」(※)なんだって。映画『コーヒー&シガレッツ』の登場人物たちみたいに、世界中の喫茶店で「どうでも良さそうで、良くない、でもひとクセある会話」がこの瞬間も交わされていると思うと、なんだか嬉しくなっちゃうな。

※1888年4月13日、日本初の喫茶店『可否茶館』(東京・上野)が開店したことに由来。

『コーヒー&シガレッツ』監督・脚本:ジム・ジャームッシュ

“コーヒー”と“タバコ”にまつわる、愛すべき11のエピソード。コーヒーを飲みながら、タバコを吸いながら、様々な登場人物たちが、どうでも良さそうで、良くない、でもひとクセある会話を繰り広げていく……。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。