切り花が主役の「テーブル」

花一輪のいけ方にもこだわりを持ちたい派です。だって、花を飾るだけで無機質な部屋にも、やさしい雰囲気が満ち満ちてくるのですから。

花瓶だけでなく、深皿を使ってみたり、マグカップを使ってみたり、テーブルの上や窓辺にと、あちこち楽しんでいるのですが、このプロダクトにはちょっと驚きでした。

一輪の花のもつ
美しさだけを追求した

© 2011 Adam and Samuel Cigler
© 2011 Adam and Samuel Cigler
© 2011 Adam and Samuel Cigler

「花のテーブル」という意味を持つSTOLEK PRO KVĚTINUは、オーク材とスチール製の脚(おおよそ100cm)、フラスコ型の花瓶からなるソリッドなテーブル(のような花器)。

花を美しく飾る、その目的のためだけにつくられたもの。大ぶりのユリをいければ、たくましく長い茎、青々とした葉の色、可憐な花弁までが一体となり、ひときわ存在感を放って見えるでしょ。美しい花弁にばかり視線が向かいがちですが、このテーブルなら、切り花そのものを愛でる楽しみを与えてくれそう。

細身の花はより儚げに

© 2011 Adam and Samuel Cigler
© 2011 Adam and Samuel Cigler
© 2011 Adam and Samuel Cigler
© 2011 Adam and Samuel Cigler

テーブルの上やコーナーのアクセントに飾る花、ではなく、部屋全体のトーンをつくりだす優雅な花のためのテーブル。花をいける感覚さえ覆されるインテリア雑貨でした。

Top photo: © 2011 Adam and Samuel Cigler
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。