トマトと4種類ハーブの「スイカサラダ」
夏は、海でスイカをパカーンと割りたい。
縁側に座って、種を飛ばしたい。
食欲はわかないけど、ジューシーなスイカは食べたい。
ついでにスイカ型のアイスバーにもかぶりつきたい。
スイカ、スイカ、スイカ……!
「Food52」のEmilyCさんが夏先どりレシピとして提案するのは、ごろっとしたスイカが主役のサラダ。
普段なら単体で食べるばかりで、サラダに入れようなんて思いもしなかった。けれど、シャキッと噛むとジュワッと果汁が出るのは、ほかの野菜にはなかなかない最高の食感(しあわせ〜)。
だって、その果汁ときたら、軽くドレッシングにもなってくれそうな勢い。だからサラダにピッタリなのだそう。あまり甘くなくて「失敗したー」なんてスイカも、サラダにすれば極上素材になりますよ。
スイカとトマトのハーブサラダ
夏の炎天下、私がつくりたい&食べたいサラダはぜったいにコレ!
ライトなディナーでもいいし、グリルしたお肉の付け合わせにもバッチリ。これは私が過去数年でつくってきた、さまざまなスイカ&フェタチーズサラダにインスパイアされた逸品です。
このレシピでふんだんに使うハーブは、Yotam OttolenghiとSami Tamimiによる共著『エルサレム』に登場するレシピへのオマージュを込めています。
葉っぱをやぶいたバジル、ミントとタラゴンを同じ分量使うこのレシピ。私はいままででいちばん気に入っています。ハーブを入れるとサラダにひとひねり加わるのでいい感じ。
レモンローズマリーヴィネグレット(これはマリネでもあり、ドレッシングでもある)が材料を全部つないでくれて、そこにアレッポトウガラシを加えると、効く〜ぅ!私はペコリーノチーズを削って入れましたが、フェタチーズとも相性は抜群ですよ。
材料:2〜4人分
<サラダ>
ベビールッコラ:1と1/2カップ
ミントの葉:1/4カップ
タラゴンの葉:1/4カップ
バジルの葉:1/4カップ
スイカ(種を取り2.5cm大に角切り):3カップ
ミニトマト(半分に切る):3/4カップ
クルミ(焼いて細かく砕く):1/2カップ
熟成ペコリーノチーズ(薄く削る):28g
<ヴィネグレット>
レモンの皮の果汁:1個分
レモン汁:大さじ2
ローズマリー(細かく切る):小さじ1
アレッポトウガラシ(普通のトウガラシでOK):小さじ1
クルミオイル:大さじ1
エキストラヴァージンオリーブオイル:大さじ2
海塩と挽きたての黒こしょう:適量
作り方
【1】最初にレモン汁とレモンの皮からとった果汁に、ローズマリーとアレッポトウガラシを小さなボウルに入れて、ヴィネグレットをつくる。乳化するまで、少しずつオイル類を足していく。海塩と挽きたての黒こしょうで味を整える。
【2】角切りしたスイカをミニトマトと一緒にボウルに入れ、大さじ2杯分のヴィネグレットを入れて、材料がほどよくコーティングされるまで混ぜる。10分ほど横に置いておいてマリネ。
【3】ルッコラ、ハーブ類、クルミ、ペコリーノを大きなボウルに入れて、かき混ぜる。海塩をひとつまみ入れ、最後にスイカとミニトマトを追加。ボウルの下に溜まった液はしっかり切る。ここでヴィネグレットを追加でかける。
ただし、ルッコラとハーブ類が軽くコーティングされる程度で十分なので、かけすぎには要注意。軽く混ぜたら、海塩と挽きたての黒こしょうで味付けする。辛めがお好みなら、アレッポトウガラシも追加して。
【Food52編集部Katherine談】
いっぺんで気に入っちゃいました。ジューシーで、斬新で、しかもおいしい!暑い夏のピクニックなんかに合いそうですね。ただし、レシピどおりドレッシングのかけすぎには気をつけて。食感にバラエティをつけるためにも、クルミはカリカリのほうがおすすめ。