「じゃがいもで作るクルトン」のサラダ
サラダの脇役という印象が強い「クルトン」ですが、これをかつて好きすぎてたまらなかったと豪語するライターのEmmaさん。ところが彼女、その偏愛がいつしかジャガイモへと心変わりしてしまったそうで。
ところが、奇跡はそこで起きたのです(ちょっと大げさ)。
「Food52」で彼女が紹介するレシピは、外カリ、中ふわの“新生クルトン”。これ、どんなサラダとも相性良さそうです。
「クルトン愛」が転じて「ポテト愛」へ
そこで生まれた奇跡のコラボ
幼い頃、クルトンとは箱の中で生まれるものだとばかり思っていました。「気をつけなきゃ、歯が欠けちゃう四角形のもの」ってこと以外、あまり知識がなかったんです。
でもって味付けはガーリック、チーズ、もしくはハーブ。買うときはいつもスーパーの棚から。残念ながら、家には滅多にストックがありませんでした。そもそも私の母がそこまでクルトンが好きではなかったんです。アンチョビがふんだんに入ったシーザーサラダですらクルトン抜きだったくらいだから。
月日は過ぎ、私はある日ようやくクルトンが“パン”であることを知りました。とても大きな発見でした。その日以来、何にでもクルトンを乗せるようになった私。キューブ状のもの、不恰好な形なもの、オリーブオイルやバターで味付けされているもの。あらゆる姿のクルトンを愛したのです。
そんな私の密かなクルトンへの愛情も時が経つにつれ、次第に薄れ、いつしか終了。ところが地球が太陽の周りを何周かし、私は再びクルトンにハマることとなりました。
当時、私の頭はジャガイモでいっぱいでした。白胡椒とミルキーなグレイビーに、ニラがかかったベイクドポテトを作ったらどうだろう。もしくはマカロニチーズのクネクネしたパスタをテイタートッツ(すりおろしジャガイモを揚げたお惣菜)と置き換えたらどうなるだろう。こんな具合に。
ここで断っておきますが、私の好みのポテトはサクサクしているやつです。つまりは、マッシュポテトはNG。ここで口を挟まれる前に、言わせてください。好みの調理法とは、自分で決めるものじゃありません。あなたとジャガイモの運命は、前もって定められているのですから。
ジャガイモで作る
「クルトン」もどき
この「ポテトクルトン」の特徴は、サクサクの食感。市販のカリッカリのものほど固くはありません(顎が外れるくらいのもある)。端っこはサクッ、中はふわっ、です。例えるならば田舎風のパンといったところ。でんぷん質でアズキ色なのもポイントです。
さて、肝心の味はといえば、市販のものと遜色ありません。いろんな商品の原材料に一通り目を通し、ようやくしてオリジナルにたどり着いたんです。
ガーリックと玉ねぎ(これは炒めてないままでOK)にパルメザンとパセリを少々。
サラダとの相性は言わずもがな。特にシーザーサラダはベストマッチ。この場合、グリルチキンよりも焼き魚が組み合わせとしては最高です。できたてのジャガイモクルトンは、トレイやバットに寝かせて冷ましましょう。さもないとレタスがしなしなになってしまいますから。夕食前に全部食べちゃわないように気をつけて!
※もっと詳しいレシピはこちらから。
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